社会人からの英語学習に興味のある人「社会人になって、そろそろ話せる英語を身に付けたい。でも何から始めていいのかわからない。英語を身に付けるための具体的なステップを知りたい」
こんな人におすすめです。
私は27歳になって日本国内で本格的に英語の独学を始めました。
現在はカナダのハリファックスという街で生活しています。
当時社会人だった私が、どのように英語を話せるようになっていったのか振り返ってみると、最初に知っていれば、もう少し楽に英語学習ができたなと思うことが何点かありました。
今回はそれについてシェアしていきます。
現在社会人で、これから英語を独学で始めようと思っている人の参考や励みになれば嬉しいです。
英語を学習する社会人に大事な2つのこと
社会人で英語を身に付けたい人は
- 一体何から始めればいいのかわからない
- 今やっている学習法を続けて果たして話せるようになるのか
こんな疑問を持っている人も多いのではないでしょうか。
私もまさにそのうちの1人でした。
英語が話せる人は根性が人一倍あるんじゃないか?
英語が話せるようになる人は頭がいいんじゃないか?
話せるようになる人とならない人の違いって何なんだろう?…などとよく考えていました。
社会人で英語を独学で身に付けるために大事になってくるポイントは大きくわけて2つあります。
- 環境
- マインドセット
それぞれ深掘りします。
社会人だからこそ英語学習は環境づくりから
私が英語学習を始めた当時は公務員でした。
毎日残業は当たり前、土日は休みといえど平日できなかった家の掃除や洗濯、買い物などをするとあっという間に過ぎ去りまた月曜日。
なので社会人で英語を勉強しなおすことがどれだけ大変なのかはよくわかります。
社会人でも独学で英語が話せるようになっている人が一定数いるのも事実。
では何が違うのか。
その答えはこちらです。
もちろんその当時は気づけませんでした。
後から何が違ったのかを振り返ると、環境を変えてから話せるようになったことに気付きました。
もっと噛み砕いて言うと、英語学習ができない環境で、英語学習を頑張ろうとしている人が多いんです。
真面目な日本人は、英語が身につかない環境で苦しみ、ついには「自分は根性がないから英語が身につかない」といって、自分は意思が弱いと自分を責めだします。
でも、それって本当は全く違うんです。
英語が身に付くかどうかは、根性があるかないかは関係なく、英語を話す環境にあるかどうかなんです。
まず初めに知っておきたいことは、英語を含めた語学習得の上達は環境に左右されるところが非常に大きいということ。
バイリンガルの人を見れば理解しやすいと思いますが、バイリンガルの人がみんな根性があるかといえばそうではありません。
私はカナダでたくさんのバイリンガルに出会ってきましたが、めんどくさがりやで根性なんてまるでない人たちも中にはたくさんいます(笑)。
でも彼らがバイリンガルでいるのは、ただ単に2カ国語を話さなければならない環境にいたからです。
本当にそれだけです。
裏を返せば、その環境を意図的に作り出せれば、どんな人でもバイリンガルになれるということです。
英語学習に必要なマインドセット
社会人が英語学習を辞める最大の理由は、やっていることを信じられないことだと思っています。
- この単語帳って意味あるのかな
- この文章読む意味あるのかな
- 今やってる勉強法、自分に合ってないのかも
- どうせこんなの日常会話で使わないし
こんな風に考えているなら要注意です。
こうやって、自分がやっていることを信じられなくなることこそが、挫折する1番の原因です。
社会人は毎日忙しいし、仕事から帰ってきてから独学をするのは大変です。
私もそうだったのでよくわかります。
そんなクタクタの毎日で、英語学習をしていると
「これってやってる意味あるのかな…」
と途方にくれることもありますよね。
ここで私がアドバイスしたいことは、意味のない文章・単語は存在しないということ。
疑う気持ちもわかります。でも全て意味があり、いつか使う日が必ずきます。
余計なことは一切考えず。ただひたすら続けてください。
やっていることを疑わずに途中でやめないこと:続けることが、英語を話せる人みんながやっている唯一のことです。
昔の自分に何かアドバイスできるとしたら、私はこう言います。
社会人のための英語学習環境を作る4ステップ
先ほどまでは、概念的な話をしてきました。
ここからは具体的に踏むべき4ステップを紹介していきます。
英語を話せるようになるための環境は自分で作ることができます。
目標を決める
TOEICのスコア850点を取る!といった数字的なものでも、半年後にハワイ旅行に行く!といったものでもOK
要は具体的に英語でこうなりたい自分をできる限り具体的に目標として設定します。
ちなみに1年後までに英語ペラペラになるといった目標は抽象的すぎるのでNG
「半年後までに、レストランで本日のおすすめを聞けるようになる」
こんな感じで目標を立てられるとベスト。
目標とした将来のあなたの姿は、必ずなれるいつかのあなたです。
できる限り、リアルに想像しましょう。
学習方法・教材を選ぶ
具体的な目標が決まったら、次のステップはその目標を達成するために必要な学習方法・教材を選びます。
- TOEICにはTOEICの点数をとるための学習法、つまり攻略方法があります
- 英語を話すためには話すための学習法があります
つまり、この2つの勉強方法には、似た点があったとしても、明らかに違う部分もあります。
もし仮に、あなたの英語を学習する目標が、「TOEICL&Rで850点を取る!」といった場合、スピーキングの練習はする必要が全くありません。
理由は簡単です。単にTOEICのスコアに関係ないからです。
これが逆に「半年後までに、レストランで本日のおすすめを聞けるようになる」といった場合、ライティングの練習は必要ありません。
おすすめを聞くというのはつまり英会話ですので、筆談でもしない限り必要ないからです。
これらの理由から、今の自分に最も合った学習方法・教材というのは、目標を決めることでおのずと決まってきます。
学習方法がよくわからない…といった方へ。
【社会人向け】元公務員の私がやった英語のやり直し方を教えます
社会人8年目の私がやった英語を話せるようになるための3つのこと
独学で英語が話せるようになった人が共通してやっていた1つのこと
この辺の記事も参考にしてみてください。
ちなみに私がやっていた英語に関することはこちら
- DMM英会話(毎日25分)+予習復習
- シャドーイング(毎日10分)
- 携帯で英語の記事を毎日1つ読む(朝)
- 海外ドラマを英語で見る(土日)
私は話すことを目標としていましたが、英語を読むのが苦手だったのでこの頃から少しずつやるようにしていました。
学習時間を確保する
自分で決めた学習方法をもとに、時間の確保=環境づくりをします。
学習時間は、必ず一定時間を確保し、できれば1週間単位でスケジュール化しましょう。
例えば、朝の通勤時間の1時間はリスニング、毎日10時から11時の1時間はオンライン英会話などと決めます。
ここでやってはいけないのが、「すきま時間」をカウントすること
すきま時間はあくまでもプラス@の部分なので、できればラッキー。できなくてもマイナスにはならない、という位置付けにしておきます。
1日の英語学習時間に、最初からすきま時間をカウントするのは避けましょう。
また、本当に物理的に1日で時間が取れないという人。
ほとんどの社会人の場合は、仕事のせいだと思います。
参考までに私がやったことを紹介します。
私は英語学習を始めたときは、公務員だったので毎日残業が当たり前でした。
職場に残って上司の無駄な話に付き合いながら、終わらない仕事を永遠としていました。
どうせこの仕事を今日やっても明日やっても、世の中は変わらない。
でも、毎日英語を学習すれば、私の未来は確実に変わる。
そこで英語学習=自分への投資という考えに切り替わりました。
職場の上司には申し訳ないですが、私は私の時間を私に使うことに決めました。
それからは、誰に何を言われようが徹底的に家に帰って英語に使う時間を確保しました。
時間は作るものです。
毎日続ける
自分目標を決め、それを達成するための学習方法で確保した時間に学習をする。
シンプルにこれを毎日続けます。
このステップこそが1番最後にして1番難しいステップです。
1番最初の説明に戻りますが、英語学習を続けるためには、環境作りが大事です。
続けられないのは、あなたに根性がないわけではなく、環境が悪いだけです。
環境の作り方は、人それぞれ好みがあるので自分にあったやり方でいいと思います。
私は、英語学習をするぞ!と決めてからすぐにオンライン英会話を始めました。
予約制だったので毎日前日に予約し、決まった時間に毎日オンラインレッスンをしました。
その前後の時間を予習復習の時間に割り当てることで、自然と毎日英語を学習するスケジュールができました。
そのほかにも英語のパーソナルスクールがあったり、1週間から行ける留学があったりと、環境を作るのは思ってる以上に簡単です。
そういったサービスに頼っても全然いいんです。
逆にいえば、どんな方法を使ってでも結果的に英語が話せるようになればそれでいいんです。
英語学習がなかなか続かない人、挫折しそうな人は、環境をもう一度見直してみたらいいと思います。
英語の環境づくりの参考
- スマホ・パソコンを英語表記に変える
- オンライン英会話を始める
- パーソナルスクールに通う
- 語学留学に行く
- 海外YouTuberの動画を見る
まだいろいろあると思います。
1番大事なことは毎日続けること
自分に合った、毎日無理なく続けられる方法を探しましょう。
まとめ:英語を身に付けたいなら環境の最適化を
まとめます。
社会人からの英語学習において、根性・才能・頭の良し悪しは全く関係ない
関係あるのは環境とマインドセットの2つ
社会人のための英語学習環境の作り方3ステップ
- 目標を決める
- 勉強法を選ぶ
- 時間を確保する
- 継続する
以上です。