【8月最新】カナダから日本入国。フライトキャンセルで陰性証明書の72時間が超えた話

Malina

8月にカナダから日本に帰国しました!カナダ・ハリファックスでPCR検査を受けて、陰性証明(非日本様式)を取得したものの、予定していたフライトがキャンセルになり別便(翌日)に振り替え。空港でいろいろ大変な目に遭いましたが、なんとかPCR検査の再取得もなく、無事に成田空港で入国できました!

今回は次の3つについて、詳しくシェアしていきます。

  1. フライトがキャンセルになった場合のPCR検査の陰性証明書の取り扱い
  2. コロナ禍での成田空港到着時の時系列(撮影可能な箇所は写真撮りました)
  3. 14日間の自主隔離中の実態

私個人の体験談ではありますが、部分的にも誰かの参考になれば嬉しいです。

今回は、あくまでカナダから日本帰国の際の情報になります。

 

目次
Sponsored

カナダから日本へ入国する際に準備したもの

私が日本に帰国する際に準備したものは以下の4項目です。

航空券以外は、全てコロナ関連のものです。

  • 往復の航空券:当然必要なもので、これだけは普段と変わりません。
  • PCR検査の陰性証明書(PDF及び紙で1枚):出国時間の72時間以内のものが必要ですので、PCR検査が受けられる日時を確認して、航空券の予約をしました。詳細はこちら(公式サイト)
  • 2つのアプリのインストール(MySOS・Cocoa):カナダ国内ではインストールだけします。それ以上の設定は、日本入国後でないとできない(外国からのアクセスを制限している)のでやる必要はありません。詳細はこちら(公式サイト)
  • 質問表のスクリーンショット:出国前にいくつかの筆問に答えて、最後に表示されたスクリーンショットを保存しておきます。詳細はこちら(公式サイト)

 

フライトがキャンセル!PCR検査の陰性証明書は有効?

PCR検査陰性証明書

予定フライトがキャンセルになった場合、PCR検査の陰性証明書の取り扱いについて気になる人も多いはず。

 

先に結論を言うと日本の厚生労働省は、振替えられたフライトの出発時刻が、当初の72時間+24時間以内であれば、陰性証明書を認めています。

つまり、新しい出発時刻から96時間以内であれば大丈夫ということになります。

ただし、この場合はフライトがキャンセルになったことが大前提。

 

いずれにしても、PCR検査は早く受けすぎず、遅く受けすぎないことをおすすめします。

(私が検査を実施した時間は後ほど説明しています。)

 

 

カナダから日本へ入国した一連の流れ(成田空港)

今回、私は成田空港に到着、日本へ入国しました。

ここからは少々長くなりますが、私が体験したことを時系列で詳しくシェアしていきます。

今回はフライトのキャンセルもあったので、同じ境遇の方へ部分的にも参考になればと思います。

 

フライト及びPCR検査の予約:8月7日

フライト及びPCR検査の予約は、以下の2点について注意する必要があります。

・PCR検査の結果は、カナダ出国時間の72時間以内でなければならない

・PCR検査の結果がでるまでに1日〜2日かかる(→出国時に結果が出てないと、エアラインが搭乗させてくれない)

 

私は当初トロントの出発時刻が13:55だったので、約2日+4時間前の11日10:30に予約しました。

在住している州と、出発する空港がある州が異なる場合でPCR検査を予約する際は、時差を考慮する必要があるので注意。

 

ちなみにハリファックスには、PCR検査が受けられる&旅行者用の陰性証明書を発行してくれるところは2つしかありません。(2021年8月現在)

私はそのうちの1つであるSwitchHealthというところで受けました。

ここは、検査結果が検査から48時間以内に、事前に登録している自分のアカウントにアップロードされるシステムです。

PDFなので自分で印刷すれば、紙ベースで持っていくことも可能です。

 

Sponsored

PCR検査受検:8月11日 10:30am

検査そのものは10分程度です。パスポートだけ持っていきます。

 

代金の支払いは事前に予約の段階で済ませてあります。

ちなみに代金は、全て込みで$180.80

 

PCR検査結果取得、印刷:8月12日 6:50pm

ネット上では48時間以内とはなっていましたが、実際は32時間20分で結果がでました。

実は、この際にパスポート番号と国籍が入っていないものがアップロードされていてヒヤっとしましたが、電話したらすぐに修正してくれました。

 

予定フライトキャンセル:8月13日 2:00am

フライト当日の朝2時に、予定していたフライトのキャンセルの連絡がメールが。

私は朝5時半に起きた時にそれに気づきました。

真っ先に私の頭をよぎったのはPCR検査の陰性証明書の72時間制限

 

すぐにエアカナダに電話してフライトの振替と、PCR検査についての質問をここでしました。ちなみにフライトの振替は、フライトがキャンセルになったタイミングで自動的にされます。が、私はPCR検査のことを直接確認したかったので電話しました。

 

この時点でエアカナダのオペレーターの方は

「(今回のように)エアカナダ側の都合でのキャンセルの場合、PCR検査の72時間が超えてしまっても搭乗してもらっています」とのこと。

 

搭乗できても、日本入国のときに検疫ではねられたら意味ないよな…と思い、同時に日本にいる旦那にお願いして、成田空港検疫所へ本当に72時間以上超えてしまっていても入国できるのか、電話で確認してもらいました。

この時、成田空港検疫所からの回答は「その場合は、72時間+24時間以内であればそのPCR検査の結果は有効とします」ということでした。

ここで一安心。

 

フライト ハリファックス→トロント:8月14日 5:45am

当初、私のフライトはハリファックス→トロント→成田の予定でしたが、キャンセルされたことによりハリファックス→トロント→バンクーバー→成田となりました。

 

実はチェックインカウンターでまたヒヤッとさせられました。

 

私にとってハリファックス空港が、今回の全ての旅行の出発地となるので、乗り継ぎの航空券は全部ここでの発行となります。

その際に、バンクーバー出発時時点で私のPCR検査結果が72時間を超えることに対して指摘されます

 

私は自分で成田空港の検疫に電話で確認したところOKをもらっていることを説明しましたが、その証拠がなかったのでグランドスタッフの人が各関係部署に確認をとらなきゃいけないということで、電話をしまくっていました。

結果、通常よりも30分ほど余計に時間はかかりましたが、とりあえずバンクーバーまでは飛ばせてあげるよ、といった感じで通してくれました。

ちなみに、成田空港の検疫は電話対応しかしていないので、メールなどのやりとりの証拠となるものはどう頑張っても出せません。

これは電話先の成田空港の検疫にそう言われているので間違いありません。

 

証拠の提示ができない以上、このことを口頭で説明するほかありませんので、ある程度英語力が必要となります。


ハリファックス空港チェックインカウンター

ハリファックス空港搭乗ゲート前

 

 

フライト トロント→バンクーバー:8月14日 8:00am

ここの間はカナダ国内線なので、なんの確認もなく航空券を見せてそのまま素通りです。

ちなみにカナダ国内は異なる州をまたぐ移動であっても、PCR検査は必要ありません。(2021年8月現在)

 

トロント空港

トロント空港国内線ロビー

 

フライト バンクーバー→成田:8月14日 1:05pm

ここでも次は搭乗口でヒヤッとさせられました。(もうやめて)

 

チェックインカウンターなどは行く必要はないので、国内線から国際線ターミナルに歩いて移動しました。

日本行きの搭乗口に日本人のエアカナダのグランドスタッフの方が既にいました。

 

その方に、PCR検査の結果を見せるように言われたので見せると、またそこで「72時間超えてるから上司に確認しなきゃなんとも言えない」と

言われました。(ガーン)

 

さらには私が持っていた陰性証明書が、日本の厚生労働省の様式ではなかったのをみて

「こんなの見たことない。日本人はみんな厚生労働省の様式を持ってきているよ」と。

 

そう言われても、私の町には厚生労働省の様式で発行してくれるところは無かったし(電話で聞いたら断られた)、事前に成田空港の検疫にも、指定の様式でなくても必要事項を網羅していれば大丈夫との回答をもらっていたので、ちょっと困惑しました。

ちなみに、今はSwitchHealthもお願いすれば日本の厚生労働省の様式で発行してくれるらしいです。(知人情報)

 

それでもまた15分ほど待たされたあと、結局OKとのことで無事に搭乗できました。(無駄にヒヤッとはしましたが)

 

バンクーバー空港
バンクーバー空港搭乗ゲート
バンクーバー空港の様子
閑散としたバンクーバー空港の国際線ロビー

 

成田空港着陸:8月15日 2:45pm

9時間フライトを終え、ようやく成田空港に着陸。と思いきや機内で30分ほど待たされました。

 

国際線へ乗り継ぎの人を先に降機させていました。

(個人的にはなぜ日本人の日本国内乗り継ぎは禁止して外国人の海外乗り継ぎはOKなんだ…?と疑問)

 

降機、成田空港内へ:同日 3:16pm

降機し、いよいよ空港内へ入ります。

係員の指示にしたがって縦2列に並べられたパイプ椅子に座って待機するように言われます。

 

成田空港待ち

PCR検査までの待ち時間(約この状態で2時間待った)

 

この待機中にパスポートとPCR検査の陰性証明書の確認のために係員が回ってきます。

そして誓約書・健康カード・アプリのインストールについての質問表などの書類を渡され、記入しておくように指示があります。

 

私もこの時点では、このあと約2時間も待たされるなんて思ってもいませんでした…(笑)

 

各種書類・パスポート・PCR検査の陰性証明書の確認:同日 5:10pm

最初に椅子に座るように案内されてから約2時間経ったころ、ようやく最初の動きがあります。

別室に移動するように言われます。

それから一人ずつ個別ブースにて、待機している間に記入した書類(誓約書等)・パスポート・PCR検査の陰性証明書など、持っているもの一式を確認されます。

 

抗原検査:同日 5:13pm

ここでようやく抗原検査です。

唾液を入れ物にいれるように指示されます。

 

必須アプリの確認と登録:同日 5:18pm

次に1人につき1人の係員が付き、スマホにいれたアプリの確認と、名前やパスポート番号などの登録をします。

係員が横に張り付き、わからなければ丁寧に教えてくれます。

 

書類と必須アプリの確認:同日 5:19pm

記入した書類と、必須アプリがちゃんとインストールされているかの確認をされます。

 

必須アプリの設定と、メールアドレスの確認:同日 5:22pm

ここでまたアプリの確認と(正直何回やるの?と思いました)、メールアドレスの確認をされました。

その場でちゃんと届くのか、確認もされます。(ビジョン382というところからメールが届きます)

 

書類と質問表のQRコードの読み取り・座席の指定:同日 5:30pm

再度書類の確認をし、ここで初めて質問表のQRコードを読み取られます。

その後、すぐ隣にあるブースで検査結果の待機場所の座席を指定されます。

 

この待機場所について一言。

待機者は、自分の検査番号(パスポートの裏にシールで貼られる)が呼ばれるのをここでひたすら待つことになります。

私が指定された席が、検査結果を知らせる放送のスピーカーから遠い場所にあったので、ほぼ聞こえませんでした。

 

近くにいた係員にその旨伝えたのですが、スピーカーは一個しかないのでどうしようもないとのことでした。

聞き逃すのも嫌なので、最後はスピーカーの近くに立って待っていました。(汗)

 

成田空港PCR検査

検査結果を待つために指定された座席

 

抗原検査結果通知:同日 6:22pm

検査実施からおよそ1時間くらいで結果がでました。

自分の番号が放送で呼ばれた人から、個別ブースにて結果を通知され、そのあとは謎にバスに誘導されます。

バスの中で10分くらい待たされ、出発しました。

 

入管到着、通過:同日 6:35pm

バス到着後は目の前が入管です。

私は日本のパスポートを持っているので、専用のレーンで機械による簡易的な入国手続きを済ませました。

 

預け入れ荷物受け取り:同日 6:40pm

入管を通過すると、荷物の受け取りレーンがあるスペースにでます。

自分の荷物は既にレーンの外に置かれていました。

 

全手続き完了:同日 6:45pm

荷物を受け取り、税関を通過してセキュリティエリアを通過して外に出るまでは5分ほどでした。

公共交通機関による移動は禁止されているので、私は家族に迎えに来てもらいました。

知人の話によると、以前は税関を出た後も、迎えの車を確認するために係員が付いてきたようですが、今回はありませんでした。

成田空港での個人的な感想

あくまで個人的な印象ですが、係員の方達は十分な人数が確保され、世間話もしていてリラックスしているように見受けられました。

私は英語を話す集団の中にいたのですが、英語での説明があまり多くなかったな、という感想です。

 

というのも、今は何の時間なのか、あとどのくらい待たされるのか、トイレに行ってもいいのか、など、私が日本人だとわかるとみなさん私に質問してきました。

 

書類やアプリを何度も何度も違う人が確認し、よく言えば「丁寧」、悪く言えば「無駄」な作業が多かったように思います。

抜けがないように、複数人でしっかりと確認しているのかもしれません。

 

正直いうと、私の周りにいた外国人は、決してイライラしてないとは言えない状況でしたが(笑)

 

それと繰り返しにはなりますが、抗原検査の結果を待つスペースについては改善するべきだと思います。

そもそもあそこだけ席を指定する理由はなんだったのか…

 

【実体験】14日間の自主隔離中の実態について

今この時(今日は隔離12日目)も、実は自主隔離中なので家にこもってブログを書いているわけですが…

自己隔離中にしなければならない、アプリを使った位置情報の確認などについて、興味のある人もいるかと思いますので、入国日から今日までの様子を簡単にシェアします。

 

健康状態の確認(アプリ:My SOS)

MySOSを使用し、毎日2時までに健康状態の確認をする必要があります。

11時になるとアプリにプッシュ通知が来て、報告を促されます。

 

位置情報の送信(アプリ:MySOS)

日本到着時にインストールされるMySOSを使用して、原則毎日位置情報の送信とテレビ電話を行う必要があります。

位置情報の送信

MySOSを使用し、毎日基本2回(最近なぜか朝に来ない)位置情報の送信をする必要があります。

これもランダムな時間にプッシュ通知がきて、位置情報の送信を促されます。

 

私は、このプッシュ通知に気づかず、促しの通知が来てから約1時間ほど遅れて通知したこともあります。

 

テレビ電話

位置情報の送信と併せて、ランダムな日時にAIまたは人間からテレビ電話がかかってきます。

このテレビ電話、やっかいなことに散歩中や入浴中、トイレ中、洗濯中などにもかかってきます。

 

実際私の場合、トイレ中に居間に置いてあったスマホに2回かかってきましたが、当然取れず無視する羽目に。

その他にも朝シャン中に1回、2階で洗濯物を干している時も1回、かかってきましたが気付かず後から履歴で確認。

 

このように、気づかずに数回取れずにいますが、今のところそれについてお咎めはないようです。

 

ちなみに私は今のところ一度も人間から電話がかかってきたことがありません。

AIの場合は、背景と肩から上を写した状態を30秒間録画するよう指示があります。

 

 

ランダムといえど、簡単に統計をとるとこんな感じです。

  • テレビ電話(全てAIから):大体午前中にくる。午後に来たのは到着翌日の6pmのみ
  • 位置情報の送信:大体8am〜11:30amの間と1pm〜4pmの間で一回ずつ。

 

ちなみに、日本入国時にインストールしたもう一つの必須アプリCocoaについては、何もなければ使用する機会はありません。

 

まとめ

今回は、8月15日にカナダから日本へ帰国した際の体験談を、次の3つについて詳しくシェアさせていただきました。

  1. フライトがキャンセルになった場合のPCR検査の陰性証明書の取り扱い
  2. コロナ禍での成田空港到着時の時系列
  3. 14日間の自主隔離中の実態

私個人の体験談ではありますが、部分的にも誰かの参考になれば嬉しいです。

Sponsored