3歳児のかんしゃくに悩んだら?カナダママのしつけとタイムアウト

3歳児のかんしゃくに悩んでいる人「最近ずっと家で子供と過ごしてイライラが止まらない…うちの子の癇癪をどうにかしたい…これまでいろんなしつけを試したけどいまいち効果がない…」

日々しつけに悩む、こんなママたちへ

今日はカナダのママがやっているタイムアウトについての紹介です。

まだ試したことがない方には是非やってもらいたいしつけ方法です。

 

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タイムアウトとは

子供のしつけの悩みは、世界共通です。

そんな中、日本ではあまり知られていない外国の子育ては結構あります。

 

タイムアウトは子供が悪い態度や癇癪が収まらない時に、子供に一定時間一人で考える時間を与えるしつけ法です。

30年以上も前から様々な研究からその効果が実証されていて、アメリカやカナダではごく一般的に使われています。

 

 

具体的にどういった場合に使えるかというと

  • 他の兄弟やお友達を叩いた
  • 暴言を吐き続けた
  • 怒っておもちゃを投げた
  • 癇癪で手が付けられない

などです。

 

 

タイムアウトは何歳からできるのか

3歳から8歳くらいの子供へ効果的なしつけ方法のようです。

子供により多少の個人差はあります。

 

3歳くらいの幼い子供であっても、やっては行けないことをすると

  • 面白いものから離れなければならなくなる
  • お母さんお父さんと話せなくなる時間がくる

というのは理解できると言われています。

 

 

タイムアウトの効果

タイムアウトをすることにより得られる効果は次の2つです。

  • 自分で感情をコントロールする力が付く
  • 何が悪かったのか冷静に考えることができる

 

怒りといった強い感情は、子供が自ら考えることの妨げになります。

子供は一度感情が高ぶると、自分では抑えられなくなってしまします。

 

そんな時にタイムアウトを使うことで、クールダウンし、自ら考える機会を与えてあげることができます。

 

タイムアウトは他のしつけ方法に比べて、子供が怒り・恐怖・恥じらいといった感情を感じにくいと言われています。

 

ちなみに、タイムアウトの時間が終わっていても泣き止んでいない・落ち着いていなくてもOK

何回か繰り返すことで、子供はタイムアウトの意味を学んでいきます。

何事もそうだと思いますが、時間はかかります。

 

 

親の根気が必要なのはどのしつけ方法も同じです。

タイムアウトには、親にとっても子供の癇癪から一定時間距離を置くができるメリットあります。

 

 

タイムアウトのやり方

タイムアウトのやり方を説明します。

  1. 子供の癇癪が収まらない
  2. 注意・警告をする
  3. これからタイムアウトということを伝える
  4. 子供をあらかじめ決めておいた場所に連れて行く
  5. その場所から子供を置いて離れる
  6. 一定の時間がたったら迎えに行く
  7. なぜタイムアウトになったのか一緒に考えてあげる

タイムアウトの長さは、子供の年齢×分です。

3歳の場合は3分となります。

 

カナダやアメリカでは、タイムアウトが終わった後はハグやキスをし、I love you と伝えます。

そして、何が悪かったのか理解できたか確認し、子供の話を聞いてあげます。

 

子供も親も落ち着いているときに、事前に

どんなことをしたらタイムアウトになるのか

タイムアウトのときに行く場所

を説明しておくのがベスト。

 

これが基本のやり方です。

 

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タイムアウトで注意したいこと

タイムアウトを行う前に、何度か注意をしてしっかりとステップを踏む

  1. 子供が癇癪起こした
  2. 注意
  3. 警告
  4. タイムアウト

こんな感じです。

 

警告の際は

これ以上やるとタイムアウトだよ

タイムアウトしようか?

と、次はもうタイムアウトになるということを認識させます。

それ以上続くようであればタイムアウトを宣言します。

 

タイムアウトの場所には、おもちゃやゲームは置かない

子供にとって退屈な場所にしておく必要があります。

カナダやアメリカでは壁に向かって椅子を置いたり、何もない階段に座らせたりするのが一般的なようです。

 

タイムアウトをする場所が部屋だった場合は、扉は開けておきましょう。

しかし、最初のうちはダメと言っても子供がでてきてしまうかもしれません。

そういった場合はドアを閉めてもOK

 

タイムアウト中に話しかけるのはNG

タイムアウトをする場所は同じ部屋でもOKですが、タイムアウト中に会話をするのはNG

親はその場から離れて子供を一人にさせます。

 

子供からの質問には

今からタイムアウトするからね。何か聞きたいことある?

と、タイムアウトが始まる前に聞いて答えてあげましょう。

 

 

環境の変化があるときは一旦中断も

下の子が生まれたり、引越しをしてお家が変わったりすることは、子供にとっても大きな変化です。

そういった環境の変化があった時は、一旦タイムアウトをおやすみしてもいいかもしれません。

 

今いる環境に十分なれてから再開してみましょう。

 

 

間違ったタイムアウトのやり方

タイムアウトは罰ではない

覚えておいて欲しいのが、タイムアウトは罰ではないということ。

あくまでも子供に落ち着いて考える時間を与えることが目的です。

 

癇癪を起こしている子供に対してイライラしてしまい、親の都合で

タイムアウト!

と叫んで強制的に別室に連れて行くなど、親の都合で乱用するものではありません。

感情的になりそうになったら、数回深呼吸をし、心と体を落ち着かせましょう。

 

また、子供がタイムアウトをする場所は、ベランダやクローゼットの中など子供が怖がる場所は絶対にNGです。

先にも説明したとおり、恐怖心や恥じらいなどは、子供が自ら考えることを妨げます。

 

またひどい時には子供の心を傷つけてしまい、トラウマになりかねません。

 

タイムアウトの基準がバラバラ

今日は気持ちに余裕がある

今日は無性にイライラする

などの理由でタイムアウトをやったりやらなかったり、タイムアウトをする基準がぶれてはいけません。

 

感情的になって乱用するのを防ぐ意味でも、タイムアウトをする基準を先に設定しておくとよいです。

 

 

タイムアウトに関する悩み

ここまで読んだ人は

うちの子には無理かも…

そもそも言うことなんて聞かないから…

こんな風に思っている方も多いのではないでしょうか。

 

カナダのママたちも同じように悩んでいます。

 

うちの子がタイムアウトを真剣に受け取らない…

タイムアウトの効果があるのは、子供がしっかりと悪いこと・良いことの判断がついていることが条件となります。

3歳を過ぎても少し理解が遅い子もいます。

また、7歳でも精神的に大人な子もいます。

 

自分の子供を年齢だけで判断せず、その子にあったしつけを選ぶことが大事です。

もしかすると、次のしつけ方法に進む時期なのかもしれません。

 

うちの子はタイムアウトの時間に座っていることすらできません

最初から成功するなんてことは有り得ません。

タイムアウトの場所に座ってくれない・黙っていられない

カナダでもよくあります。

 

そんな時はこんな風に始めてみます。

 

あらかじめ決めておいた場所に一緒に座る、それもできない子供なら膝に乗せて抱きしめます。

そして今はあなたにタイムアウトが必要だから、ママ(パパ)が抱きしめているよ。と話しかけます。

 

他のことは話しません。

 

もううちの子にはタイムアウトが効かなくなってきた…

タイムアウトが効かないことのほとんどの原因は、使いすぎにあります。

 

タイムアウトは

子供が悪いことをしたとき

に使うものではなりません。

 

あくまでも、タイムアウトは

子供が感情をコントロールできなくなった時

に使うものです。

タイムアウトを使う場合は、先に説明したとおりしっかりとステップを踏む必要があります。

 

タイムアウト中にも悪いことをやっている…

タイムアウトをする場所はしっかりと選ぶ必要があります。

子供部屋などはよくない例の一つです。

別室にするのが難しい場合は、部屋の角に椅子を置いて、壁に向かって座らせるのでもOK

 

おもちゃなど子供が興味のあるものは全て排除し、つまらない場所である必要があります。

 

 

何度言ってもタイムアウトをしてくれない…

こんな場合も多いと思います。

 

そういった場合はこちらから離れることを伝えます。

あなたが何度言っても弟を叩くのをやめないから、ママ(パパ)がお部屋から3分出ていくね

こういった具合です。

 

 

まとめ

今日はカナダのママがやっている「タイムアウト」についての紹介しました。

新型コロナウイルスの影響で、子供とずっと一緒にいることでストレスが溜まっているお母さん達も多いのではないでしょうか。

 

世界各国、子供に特別違いはありません。

カナダのママ達がやっているしつけ方法が参考になれば嬉しいです。

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