こんな人におすすめです。
カナダワーホリで失敗しない仕事の探し方
カナダでワーホリをする人は、カナダに来て最初の数ヶ月は語学学校に通い、その後はアルバイトを始めるという人が大半だと思います。
そんな人のために、カナダでワーホリをした私のこれまでの経験をもとに仕事の探し方と基礎知識についてまとめました。
先に言いますが、ワーホリ経験者でも「知らなかった!」「ワーホリが終わった後に知った」という情報も中にはあるので結構重要です。
まずはカナダで働くために知っておきたい5つの基礎知識について順番に見ていきます。
カナダで働くためのVISAについて
基本中の基本として、カナダ国籍や永住権を持っていない人がカナダで働く場合は、働けるVISA が必要になります。
それは必ずしも就労VISAである必要はなく、働く権利があるVISAであるという言い方が適切で、具体例としては学生VISAでも条件付きではありますが働く権利がある場合があります。
じゃあワーホリの人はなんのVISA になるの?という疑問の答えは、就労VISAとなります。
よく勘違いしてワーホリVISA なる名前のVISAを持っていると思っている人がいますがそれは誤りで、ワーホリの人が持っているのは就労VISAとなります。
つまり、ワーホリでカナダにくる人はワーキングホリデーという制度を利用して就労VISA を取得してくることになります。
その就労VISA の条件は、発行から1年間という期限の条件はありますが、働く場所や時間に制限がありません。
カナダで仕事を探す過程で面接をした際に「持っている VISA は何のVISA ?」とVISA を確認されることはよくあることです。
「ワーホリ VISAです」と答えて「なにそれ?」と言われた、というのはよく聞く話です。
ワーホリ制度について詳しくないカナダ人も多いので、聞かれた際は「ワークパーミットを持っています」と答えるのが正解です。
カナダのチップ文化について
カナダを含め北米にはチップ文化が存在します。
カナダでレストランのサーバー(ウエイター)やその他サービス業として働く場合、チップがもらえます。
そしてカナダで仕事をする上で、このチップがかなり重要になってくる場合があります。
参考までに、私がレストランのサーバーとして働いていた時の話ですが、チップだけで家賃が払えた時期もありました。
現地のカナダ人も、サーバーはチップがもらえるからサーバー以外の仕事はやりたくないという人も結構います。
なので、チップがもらえる仕事に絞って探すというのも全然アリです。
チップについて詳しくまとめた記事もあるので、興味のある人はカナダ人に聞いた!現地の人のリアルなチップの置き方・もらい方について徹底解説を覗いてみてください。
カナダで給料をもらうのに必要なもの
カナダで働き、給料を受け取るために必須なものが2つあります。
それは銀行口座と SIN と呼ばれる番号で、この2つが準備されている状態で面接にいくのが基本です。
逆にそれが要らないよという職場の場合、ちょっと違法だったりすることが多いです。
トライアルについて
日本でもあると思いますが、やりたい仕事に応募して、面接をした後にトライアルというものがある場合があります。
簡単にいうと実技チェックのようなもので、キッチン業務を含む技術職に多いです。
面接や履歴書上ではよくても、技術が伴っていない場合はここで落とされます。
タックスリターンについて
カナダでワーホリをする人の中で意外と知らない人も多いのですが、カナダで仕事をして給料をもらっている人は確定申告ができます。
大体毎年2月を過ぎたあたりになると、雇用主から T4 と呼ばれる紙(もしくは電子ファイル)がもらえます。
その紙をもとにタックスリターンと呼ばれる、日本で言うところの確定申告を行うことで、還付金を受け取ることができます。
具体的な手続きの方法は【2020年最新版】カナダのタックスリターンを自分でやってみた!ネットで意外と簡単!で画像付きでまとめていますので、よろしければどうぞ。
カナダワーホリで仕事を探す3つの方法
ここからは具体的にカナダでの仕事の探し方を紹介します。
大きくわけて次の3です
- インターネット
- 紹介
- 直接行く
ウェブサイトで探す
日本でも主流なのが、やはりインターネットを使って仕事を探す方法です。
民間サイトと政府サイトのどちらもあります。
日本人にも馴染みがあるものをざっと紹介しておきます。
- indeed (インディード)
- Job Bank(ジョブバンク)
- craigslist(クレイグスリスト)
- kijiji(キジジ)
- Jpcanada.com(JPカナダ)
知人の紹介
すごくアナログな感じがしますが、人との繋がりはいつの時代も重要で、私も知人からの紹介で仕事をGETできました。
意外かもしれませんが、カナダ人もこの方法で仕事を得る人は多いです。
ルームメイトや知人には、仕事を探していることをあらかじめ言っておき、募集があったら教えて欲しいと伝えておきましょう。
お店に直接行く
意外かもしれませんが、気になるお店があったら店員さんやオーナーさんに直接聞いてみるというのもアリです、
というのも、私がレストランで働いていた時に、「バイト募集してたら教えてください」といってレジュメ(履歴書)を落とす人もいました。
またたまにお店屋さんの前に「HIRING」という張り紙があることがあります。
これは日本でよく見かける「アルバイト募集!」と同じだと思ってOKです。
自分が働きたいな、というお店に張り紙があったら超ラッキーだと思ってレジュメを落としましょう。
どの時代も足を使うことは意外と重要だったりします。
カナダワーホリで時給の高い仕事は?
よくカナダで時給の高い仕事は何か、と質問する人がいますが、その感覚は日本とほぼ同じと思っていいと思います。
わかりやすくいうと、誰でもできるような仕事は時給は安く、誰にもできないような技術職が時給は高いということです。
言ってみれば当たり前ですね。
ただ、先ほども説明したとおりカナダにはチップがあるので、接客業の中でもレストランやバーなどで働くと時給と同じくらいチップで稼げたりします。
ウェブサイトの募集要項に時給が記載されている場合もあります。
また。記載はあるものの、$13ー$20のように、金額に幅がある場合もあります。
そういった場合は、前職の有無によって時給が変わるので、その職種の職務経験がないなら、そこに記載されている最低賃金になると思っておきましょう。
カナダワーホリで仕事を始める7ステップ
カナダでワーホリをする人が、仕事を始めるまでに7つのステップがあります。
状況によっては一部スキップする場合もありますが、基本的にこんな感じなります。
- 銀行口座開設
- SIN(Social Insurance Number)取得
- レジュメ作成
- 仕事に応募
- 面接を受ける
- トライアルを受ける
- 採用&仕事開始
銀行口座開設を開設する
カナダで働きたい!という人は既に持っている人も多いと思いますが、念のため書いておきます。
仕事が決まったあとに、給料を受け取るために必要な口座の基本情報を聞かれることになります。
SINを取得する
Social Insurance Number (ソーシャルインシュランスナンバー)といいます。
カナダで受け取った給料の情報などが全てこの番号で管理されていて、税金関係の情報も紐付けされています。
具体的な取得方法ですが、Service Canada 場所にパスポートと VISA を持っていけば即日発行してもらえます。
発行された SIN は紙でもらうので、無くさないようにするか番号をちゃんと控えておきましょう。
また、この SIN は VISA の情報が新しくなったらその度に内容を更新する必要があるので、VISA の切り替えを行った際には必ず Service Canada に行って更新しましょう。
レジュメとCVを作る
カナダで仕事を探す際に必要な書類として、履歴書とCV(カバーレター)の2種類があります。
履歴書については馴染みがある人も多いかと思いますが、CVについてはあまりよく知らないという人もいると思います。
CVについては後ほど詳しく説明します。
ただ、レストランやカフェなどのアルバイトへの応募にCVはほぼ必要ないと思って大丈夫ですので安心してください。
仕事に応募する
カナダで仕事をする準備ができたら、早速応募します。
ウェブサイトを通してでも、直接でも方法は問いません。
初めての人はとりあえず何箇所か同時に応募するのがいいと思います。
もしも面接をしてくれるようなら、相手からレジュメに書いてある電話番号に電話がかかってきます。
携帯電話は常にチェックしておきましょう。
面接を受ける
レジュメをみて興味を持ってもらえたら、面接の日程調整の電話がかかってきて面接をします。
面接で聞かれることは大体決まってますので事前に準備していきましょう。
トライアルを受ける
トライアルという簡単なテストなどを受けます。
トライアルを設けていない職種もあるので、ここをスキップして採用されることも多いです。
採用される
面接もうまくいって気に入ってもらえたら採用となります。
採用されたあとはSINや銀行口座などを聞かれてあとは仕事のスケジュールなど、具体的な話を詰めることになります。
カナダワーホリの履歴書の書き方
カナダの履歴書について基礎知識を知っておきましょう。
日本とはいろいろ違いますので、少しだけ注意する必要があります。
- 基本手書きはNG・パソコンで作成
- 顔写真は不要
- 職歴や学歴は逆年代順に書く
カナダの履歴書の構成
- 個人情報(名前・住所・電話番号・メールアドレス)
- 所有するスキルや資格
- 職歴
- 学歴
基本はこの順番です。
日本の場合は学歴を先に書くと思いますが、カナダでは1番最後になります。
ネットでググればたくさん無料のレジュメ作成ツールを見つけられますし、WordやPagesにテンプレートが標準搭載していますのでそれをベースに書けばいいと思います。
私が過去に使ったことのあるサイトをここに一応紹介しておきます。
CV(カバーレター)
CVについて、馴染みがない人も多いと思いますので簡単に説明します。
CV(カバーレター)は、カバーリングレター、またはアプリケーションレターとも呼ばれます。
自分という人間がどんなスキルを持っていて、何が得意てどのようにその会社に貢献できるかなどを文章で書き起こした1枚ものの紙となります。
いわゆる自分をアピールするために担当者に向けた「手紙」のようなもの、とイメージすればわかりやすいかと思います。
基本的にCVは、導入部・内容・締めの3部構成となっています。
イメージを掴むために一応サンプルをこちらに貼っておきます。
「手紙」なので、日付や相手先の名前などを最初に記入するのが一般的です。
カバーレターもこちらのサイトから作れます。
カナダワーホリで失敗しないために
カナダで仕事をしたい!という人へ、失敗しないために重要な2点についてお伝えします。
すばりキーワードは目的・英語力です。
働く目的について考える
ワーホリで後悔している人のほとんどの原因は、実は仕事にまつわることになります。
自分がやりたかった仕事ができなかった
なぜカナダに来てまでこんな仕事をしているのか
日本人ばかりの職場で働いて英語が伸びなかった
ワーホリにくる人の目的は、100人いれば100通りがあります。
どれが正しいということはありませんが、自分にとって何がベストかというのは考える必要があります。
極端な例を言えば、お金を稼ぐことが1番の目的なら英語を使う職場かどうかは考える必要はなくなります。
逆に、英語を使うことが第一条件であれば、多少時給が低くても英語が伸びる環境の職場を探すべきです。
何を目的に働くのか
これをしっかり最初に明確にしましょう。
最低限の英語力は身に付けてから
カナダで働く以上、やはり英語力は最低限必要になってきます。
そして現実として、英語力は時給にもろに影響します。
もし、私の友達で「ワーホリに行きたいけどどんな準備したらいい?」と質問されたら、間違いなく「英会話」と答えます。
ワーホリは1年間しかないので、仕事をしているうちに多少英語は伸びるかもしれませんが、伸びた頃には帰国になってしまいます。
英語力が身についてきてせっかく自分がやりたい仕事ができそう!と思っても活かせません。
もしこれからワーホリに行く人で英会話に自信がない人は、本当に悪いことは言わないので英会話の練習を始めることをオススメします。
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