海外留学のメリットは?私がカナダで学んだ語学よりも大切なこと

海外留学について興味のある人「海外に留学に行きたいけど、メリットって何だろう。デメリットも合わせて知った上で検討したい」
こんな人向けです
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留学するメリットは?

海外に留学する5つのメリットを紹介します。

価値観が変わるー視野が広がる

日本には、出る釘は打たれるという諺もあるように、周りと同じようにすることが美徳として捉えられ、幼い頃からそのように教育されてきた人も多いと思います。

 

一方海外では、人と違うことが許され、それが評価されます。

評価されることで自信につながり、これまでよりも自分を表現できるようになります。

 

実際に日本で生き辛いと感じて海外に出る人も多くいます。

自分と違う価値観を持った人との出会いは、刺激的で、かつ視野も広がり、自分の価値観を変える大きなきっかけになります。

 

海外に出ることの1番の醍醐味でありメリットは、ぶっちゃけ語学ではなく、価値観が変わること・視野が広がることだと個人的に思っています。

 

文化や習慣を知るきっかけになる

世界には様々な宗教や、地域の習慣があります。

海外に出ることで、日本国内ではあまり馴染みのないそれらの文化に触れることは、人生の大きな転機になる可能性もあります。

 

留学で一度滞在した街が気に入って、その後もそこに住み続けるという選択をする人も結構います。

それほど文化や習慣は、本で読んだり聞いたりするよりも実際に触れてみることに大きな意味があると思います。

 

特に私はカナダに留学にきて、宗教についての価値観が大きく変わりました。

日本にいた時に「宗教」と聞くと、なんだか胡散臭くて結局お金が目当ての怪しい団体と言った印象しかなかったのですが、カナダにきてキリスト教やイスラム教の人と触れ合うことで本当の意味の宗教について知ることができました。

 

新しい出会いがあるー友達・恋人

日本国内でもそうですが、人との出会いには無限の可能性があります。

海外に出てもそれは同じで、現地で出会う人は将来の親友になったり生涯のパートナーにもなり得ます。

 

留学中に現在の旦那さん・奥さんに出会ったという人なんかは、まさに留学によって人生が変わったと言えると思います。

 

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海外で就職できる

ワーホリで海外に留学する人は、現地で働くことができます。

海外で働くことは、当然日本では絶対に経験できないことで、留学ならではと言えます。

 

海外で働くことはすごく新鮮で、いい意味で日本で作り上げてきた価値観が壊れる経験になると思います。

詳しくは社会人が留学すべき2つの理由とデメリット+30歳目前私の留学体験談に書いています。

 

また、現地の企業からジョブオファーをもらったりしてそのまま現地に残って働く人もいます。

 

自立心が養われる

親元を離れて海外に一人で留学する人も多いと思います。

 

言語が違う中で、一人で生活するのは楽しいことばかりではありません。

むしろ何から何までわからず、辛いことも多いです。

 

そんな中で、無我夢中に毎日必死に生きていくだけで、ある程度の自立心や度胸が身につきます。

日本に戻った後に仕事などで多少嫌なことがあっても、その時の経験は確実に活きると思います。

 

日本について見つめ直す

世界中の人の日本人に対するイメージや評価を聞くことは、より一層自分が日本人であることを自覚するきっかけとなりました。

 

例を挙げると、私個人的には過去に起こった世界大戦について考えさせられることが多くありました。

学生のころは教科書で学んだ内容は知っているし、唯一の被爆国ということでざっくりと私の中では「日本人は被害者だ」という感覚が強かったのですが、海外に出て少しずつ変わってきています。

 

やはり日本国内にいると、TVやニュースでは日本語だけで情報発信されるため、情報が偏りがちです。

日本について、本当は何が真実なのか、どう思われているのか、を知るいいきっかけになりました。

 

留学するデメリットは?

デメリットの例として、他のサイトに

  • 費用がかかる
  • 観光ばかりになった

とあげているところがありましたが、費用については何かを得ようとするのに対価が発生するのは個人的には当たり前だと思うので、私はデメリットとして捉えていません。

 

また、観光ばかりになったというのも、むしろ行ってみたいところに旅行したり観光したりできるのも留学の醍醐味だと思うので却下しました。

 

英語が伸びない

留学に行けばなんとかなるでしょ!といまだに思っている人もいるようで、現実行ってみるとなんともならずに帰ってくる、というパターンです。

海外留学に行くからには語学習得は必須項目!と期待していく分、身につかなかった時にデメリットになりがちではあると思います。

 

就活に不利になる

私は実際ワーホリのあとに日本に戻って就活をしたわけではありませんが、ワーホリから帰った後に就活をしている友達が苦労していたことの第一位が就活です。

 

面接の時に「何しに行ったの?」と言われた人もいました。

先ほど少し触れましたが、自分が思った以上の語学力が身につかずに、就活に活かせるほどでは無い、というのが現状のようです。

 

そういったことにならないように、日本へ帰国することが大前提の人の場合は、短期の語学留学であっても留学中にTOEICの勉強をして帰国後の就活を見据える人もいます。

 

怪我・病気のリスク

大前提として、日本の医療制度は世界的にも整っていると言えます。

 

留学に語学力0で行く場合は、特に万が一の際に的確な医療を得られない可能性は少なからずあります。

そういったことを防ぐために、日本にいる時にはある程度の語学力を身に付けてから行くべきだと個人的には思います。

 

当時、同じ語学学校に通っていた日本人でも、英語力0の子で大変な目に合っていた子がいました。

突如よくわからない病気にかかり、病院の救急に行ったものの何時間も待たされ、診察されても英語がわからず、処方してもらった薬を飲んだらよくなりましたが結局なんの病気だったのかわからず、と悲惨でした。

 

不快な気持ちになる

海外生活で、特に日本人である私たちが「不快だな」と感じるものは大きく分けて3つあります。

サービスの質の低さ

海外に出てみて、日本は本当に生活・教育水準が高い国なんだな、ということに気づかされます。

 

例えば海外の飲食店で受けるサービス一つとっても、日本ではちょっと考えられないレベルもザラにあります。

最近はもうイラっとすることすらなくなりましたが、改めて日本のサービス業ってすばらしいな、と思います。

 

人種差別

悲しいことではありますが、現時点では世界には人種差別が存在します。

 

日本国内で生活していると、人種差別を受けることってほぼ無いと思います。

というのもみんな同じ人種なので、人種による他人との差を感じることはほぼ0と言えます。

 

しかし、私の住んでいるカナダを含めて世界中の様々な人種の人間が住んでいる地域や国では、人種差別は日常的に起こっています。

 

記憶に新しい事件で言えば、アメリカでジョージ・フロイドさんという黒人男性が亡くなってしまった事件で、あれはまさに人種差別による

もので、彼の死をきっかけにBlack lives matter運動が世界中に広がりました。

 

私自身は、あからさまな人種差別を受けたことはありませんが、常にそういった危機感のようなものを意識しながら生活しています。

 

衛生環境

日本は世界一衛生的な国だと、私は胸を張って言います。

正直、日本以外の国に住むことは、綺麗好きの人には結構キツイです。

 

住居などはそれなりの値段を出せば綺麗な家に住むことは出来ますが、一歩外に出ればレベルの違う不衛生さを目の当たりにします。

 

 

私が以前語学学校に通っていた時の話

当時、クラスで先生を含めてみんなで雑談していたときに、シャンプーについての話題になり、さらに週に何回髪の毛を洗うか?という話になりました。

なんと、毎日洗っていると答えたのはクラスの20人中私一人だけでした。

 

1週間に1回や2回というのもザラで、「不快じゃないのか?」と聞いたところ、「水が無駄だとは思わないのか?」と聞き返されました。

「え、どうゆうこと」と思いました。

もう綺麗・汚いの感覚すら違います。

 

いまだに私は、世界の衛生基準を理解すること・適応する努力をしている現在進行形です。

 

海外留学に迷ったら?

ここからは、海外留学を経験した一人の人間としての意見を書きたいと思います。

 

ここまで留学のメリットとデメリットを紹介してきましたが、私は人生に一度、留学に行くべきだと強く思っています。

ただ、考えれば考えるほど決断するのが難しくなるのも理解できます。

 

人によっては、「メリットはわかっているけどデメリットを考えると怖くて踏み出せない」という人や、「いつかは行きたいけどいつがいいのか判断出来ない」など、状況は様々です。

 

そんな中、じゃあみんなはどうやって留学に行くことを決めているのか。

 

留学に行くことは、人生で結構大きな決断だと思います。

迷うのは当然です。

 

私も留学に行くことを決断する前は、本当にいろいろ考えました。

今なのか、それとももう遅すぎるのか、またはもう少し待った方がいいのか。

 

答えは割とシンプルで、「留学したい」という気持ちを大事にして欲しいな、と思います。

つまり、留学することに今は迷っているかもしれませんが、迷っているということは行くべきだと思います。

 

「留学したい」という気持ち、いつまでも続くと思っていませんか?

その「留学したい」という気持ちは、半年後にはすっかり無くなっているかもしれないという可能性もあります。

 

その時はそんなこと考えられなくても、人間の気持ちはあやふやなものなので、決断したって何度でも揺らぐものです。

 

今持っている「留学したい」という気持ちを大切にして、そう思った時が時期と思って欲しいと私は思います。

やりたいことがやれなかったと、歳をとって後悔することはあっても、やって失敗したとしても悔いは残らないと思います。

 

まとめ:デメリットを知った上で留学しよう

まとめます

 

留学するメリット

  • 価値観が変わるー視野が広がる
  • 文化や習慣を知るきっかけになる
  • 新しい出会いがあるー友達・恋人
  • 海外で就職できる
  • 自立心が養われる
  • 日本について見つめ直す

 

留学するデメリット

  • 英語が伸びない
  • 就活に不利になる
  • 怪我・病気のリスク
  • 不快な気持ちになる

 

重要なことは、メリットとデメリットの両方を知った上で留学に行くこと

知っているのと知らないのとでは、現地での生活が変わってきます。

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