この記事では、前回のモントリオール旅行で見てきたノートルダム大聖堂について、基本情報などと併せて紹介していきたいと思います。
モントリオール定番観光スポット ノートルダム大聖堂
モントリオールの観光雑誌を買うと、必ずといっていい程トップページに紹介されているのがこのモントリオール・ノートルダム大聖堂
この大聖堂を目当てにモントリオールに来るという方も多いのではないでしょうか。
モントリオール・ノートルダム大聖堂の歴史
モントリオール・ノートルダム大聖堂は、1829年に2年9ヶ月の建設期間を経て建てられた、カナダで最初のゴシック・リバイバル様式(又はネオ・ゴシック様式とも呼ばれる)の教会です。
この教会の様式は、他の教区の模範となりました。
この教会は東西にタワーがあり、それぞれに名前が付けられています。
- 西塔:ラ・ペルセヴェランス 10トン以上あるイギリス製の大きな鐘が吊り下げられています。
- 東塔:ラ・テンペランス イギリス製の10個の鐘からなる組み鐘が付けられています。
その後、1982年に教皇ヨハネパウロ2世によってその地位をノートルダム教会からノートルダム聖堂へと昇格されました。
これはこの教会が歴史的にも宗教的にも、また芸術的にも非常に重要なものであることを意味しています。
近年の歴史としては、1994年12月にセリーヌ・ディオンが、レネ・アンゲリルとの結婚式を行ったのがこの大聖堂です。
また、現在のカナダの首相ジャスティン・トルドーの父であり、カナダ第15代首相ピエール・トルドーの国葬を行った場所としても有名です。
現在は、オルガンのコンサートや交響楽団による音楽や芸術のイベントが頻繁に開催されています。
また、2017年からはAURAというプロジェックションマッピングも行われています。
ショー自体は15分間のようです。
場所はオールドモントリオールと呼ばれる地区にあります。
ちなみにこの大聖堂の設計者などが、ここの地下聖堂に葬られています。
ノートルダム大聖堂の内装
まさに「圧巻」の内装でした。
残念ながら写真では到底全ては伝わりません。
高い天井からは、美しい模様のステンドグラスを通して柔らかい光が室内に差し込んでいます。
正面は神秘的な青色の光を放ち、キリスト像周辺は黄金に輝いています。
どこをみても本当に全てが細やかで、ずっと眺めたくなるような、美しい奥行きのある絵をみているような、そんな感覚です。
正面だけでなく、左右の柱の一つ一つでさえも細かく、整然と装飾が施されています。
最初にこの聖堂に入った瞬間に息を飲む様な光景が広がっていて、しばらく写真を撮るのを忘れていました。
なので一度戻って撮り直しました。(笑)
正面の正反対の壁には、これもまた素敵なパイプオルガンがありました。
ここは現在は観光名所となっていて写真撮影や動画撮影も全く問題ありませんが、日本でも写真撮影を禁止しているお寺などあるように、海外には禁止されている教会もあります。
日本人からすると教会は観光名所であったり結婚式をあげる場所という認識が強いですが、現地のキリスト教徒の方からすると生活の一部となっている場合も多いです。
海外の教会に行った際は、そういった方への配慮を忘れずに、写真撮影は大丈夫か最初に確認したほうがいいと思います。
モントリオール・ノートルダム大聖堂の観光情報
モントリオール・ノートルダム大聖堂の基本情報
住所:110 Notre-Dame Street West Montréal
電話番号:514 842-2925/Fax:514 842-3370
Email:info@basiliquenddm.org
モントリオール・ノートルダム大聖堂の営業時間
- 平日 8:00a.m.-4:30p.m.
- 土曜日 8:00a.m.-4:00p.m.
- 日曜日 12:30p.m.-4:00p.m.
割と閉まるのが早いので、予定を組む際は注意してください。
ただし、お祈りの方は以下の時間から利用できます。
- 平日 7:00a.m.
- 土曜日 8:00a.m.
- 日曜日 7:30a.m.
モントリオール・ノートルダム大聖堂の入場料
- 18歳以上 $10
- 7歳以上17以下 $5
- 6歳以下 無料
モントリオール・ノートルダム大聖堂への行き方
・地下鉄の場合
オレンジ色の路線で、Place-d’Armes Station で下車→Saint-Urbain Street 出口から地上に出て、Place D’Armesの方へ坂を登る
・バスの場合
南行きの、Saint-Laurent バス55番→ Notre-Dame Street というバス停で下車
まとめ
今回は、モントリオールの代表的な観光名所、モントリオール・ノートルダム大聖堂について紹介しました。
モントリオールは、建物一つとっても芸術に溢れた素敵な街です。
この他にも見所はたくさんあって、リピーターが多いのも肯けます。