ホームステイで悩んでいる人・ホームステイの現実を先に知っておきたい人「ホームステイを選んだけど、こんなつもりじゃなかった…カナダでホームステイの現実を知りたい。わかってたらホームステイなんてしなかった…私のホームステイ先ってはずれなのかな…」
こんな風に思っている方へ
ホームステイの現実7つを紹介します。
ホームステイ先はホテルじゃない
ホームステイ先では身の回りのことは自分で
ホームステイは、ホテルではありません。
カナダ人の家族の一員と同じように、自分の部屋は自分で掃除をする必要があります。
ベッドシーツや枕カバーの交換についても自分でやりましょう。
これまで実家から出て一人暮らしをしたことが無い人にとっては、最初はちょっと大変かもしれません。
しかし、何も言わなくてもホストファミリーがやってくれると思っていたら大間違いです。
自分の身の回りの世話は、自分でやる必要があります。
またキッチンやお風呂場などの共同スペースを汚してしまった場合は、自分で片付けましょう。
ホストファミリーは家政婦ではありません。
ホームステイ先の家事は積極的に手伝う
時間がある時は、むしろホストファミリーの掃除を手伝ってあげるくらいの余裕と優しさがあればベスト。
リビングの掃き掃除をしたり、玄関の掃除をしたりすることで信頼関係も生まれますし、自分の英語の勉強にもなります。
さらに
どんな掃除用具があるのか
どんな洗剤を使うのか
など、生活の知恵を知ることも、学ぶことができます。
いずれホームステイ先から出てアパートなどに住む予定の人にとっては一石三鳥くらいのメリットがあるんではないでしょうか。
ホームステイの食事はいつも美味しいとは限らない
ホームステイで一番多い不満は食事
ホームステイをしている人からよく聞くのが
食事がまずい
毎週同じものがでる
この不満が一番多い気がします。
食事の好みについては、日本国内であっても人それぞれです。
普段から自分で好き嫌いが多い方だと自覚のある人は、ある程度覚悟して行った方がいいと思います。
ホームステイ先の食事でストレスを溜めないために
それと、ホームステイ先で食事のストレスが溜まるのを事前に防ぐ対策として、苦手なものは先に伝えておくといいと思います。
出された食事に対して
あれも嫌いこれも嫌い
と、嫌いなものばかりを伝えるのは、ホストファミリーにあまり良い印象を与えません。
その代わりに好きなものを伝えるようにしてあげると、意識してたくさん出してくれるようになるかもしれません。
野菜がもう少し食べたいな、と思えば
私は野菜が好きなんだ
と言ってみたり、
鶏肉が好き
トマトが好き
など、具体的に伝えることで、食事を準備する相手も作りやすくなります。
食事の準備というものは、どこの国でも、もちろんホームステイ先の家族にとっても大変な家事の一つです。
どんな食事であっても、自分のために時間を使って用意してくれていることに感謝の気持ちを忘れずにしましょう。
ホームステイ先では積極的に話しかけてくれるとは限らない
カナダにホームステイをすると、毎日ホストファミリーと会話をして自然と英語が上達できる！と思っている人が多いと思います。
残念ながらそんなに甘くないです。
ホームステイ先に着いてから最初の１週間くらいは、あなたを知ろうとして積極的に話しかけてくれるかもしれません。
ホストファミリーでもいろんなファミリーがいます。
毎日忙しく働いていて、平日はほとんど家にいないファミリーも大勢います。
実際カナダでホームステイをしても
ホームステイ先で自分の部屋に引きこもる
ホストファミリーと会うのは食事の時だけ
こういった人は、留学を挫折して日本に帰ってしまう人の典型です。
あなたの英語を伸ばすのは、あなた次第です。
毎日あなたに話しかけてあげて、あなたの英語力を伸ばしてあげよう
なんて考えてくれているファミリーは稀だと思います。
英語が上達したいなら、自分から話しかけましょう。
どんなに小さなことでも、毎日なにか一つは聞いてみましょう。
ホームステイ先の留学生同士仲良くなるとは限らない
1つのホームステイ先に、何人かの留学生がいることは結構あります。
そして、留学生同士のトラブルも何かしらあります。
私がホームステイをした時は、メキシコ人女性がいました。
彼女とは語学学校のクラスも同じでしたが、今思えば私達はかなりドライな関係でした。
私も彼女もそんなに若い方ではなかったのでお互いちょうど良かったと思います。
一緒に住んでいるからといって大親友！
なんて夢みたいなことはまずないと思った方がいいと思います。
文化の違う、話す言語が違う人たちと一つ屋根の下で生活するのは、楽しいことばかりではありません。
お互いの文化や生活を尊重し、適度な距離を保っていたほうが後々うまく行くと思います。
ホームステイ先で洗濯は好きな時にできないのが基本
私はその日に着た服は必ずその日に洗濯していました
こんな人もいると思います。
が、残念ながらカナダの人は毎日洗濯しません。
毎日清潔を保つ努力はとてもすてきなことだと思いますが、ここはカナダ。
ホームステイ中はその気持ちをぐっとこらえましょう。
自分でアパートを契約したり、寮に入ったときに好きなだけできます。
その時まで我慢しておきましょう。
ホームステイの家族イベントや旅行に参加できるとは限らない
カナダでホームステイをしたら、ファミリーと旅行に行きたいな
想像に夢ふくらましている人も多いかもしれません。
カナダのハリファックスで、実際にホームステイをしていて
ホストファミリーと家族旅行に一緒に行ったよ！
という友達は何人かいます。
しかし、カナダ全体でみるとそんなに多くないと思います。
特にバンクーバーやトロントといった大都市でのホームステイの場合は、ちょっと難しいかもしれません。
私の住んでいるハリファックスがアットホームなホームステイ先が多いだけかもしれません。
詳しくはカナダ語学留学 本気で英語を伸ばすなら大都市より田舎町を選ぶべき理由で詳しく解説しています。
仮にホストファミリーとの旅行に参加できたとしても、その費用は自腹だったりすることもあります。
それはそれで、ローカルの人の旅行に参加できる良い経験になるとは思いますが、お金が無い人の場合はそれもできません。
また、ホストファミリーの友達のお誕生会などのイベントに参加する際でも、プレゼントなどを準備するなどの気遣いを忘れずに。
そんなに高いものを買う必要は全くありません。
お誕生会の場合、参加するからにはちょっとしたものを渡すのが最低限のマナーだと思います。
ホームステイで外食代を出してくれるとは限らない
ホームステイ先の外食代は自腹になる覚悟で
カナダ人は、結構外食が好きです。
個人的に日本人よりも外食にかけるお金は多いと思います。
ホームステイ期間が長くなってくると
今日の夕食は外食にしよう！
という日もあるかもしれません。
ホストファミリーでレストランに行ったら、お会計で自分の分の伝票を渡された！
といって怒っていた人に出会ったことがあります。
日本では
先輩がおごる
年上がおごる
という文化があるので、そう感じるのも十分理解できます。
が、私は自分の食事代を自分で払うのは、当たり前だと思います。
だいたいそういうことを言っているのは若い人（学生さん）が多い気がします。
カナダ人は、学生の頃から自分でアルバイトでお金を稼ぎ、そのお金でお友達と外食をする人も多いです。
日本で１度も自分で外食代を払ったことがないと言う人は驚くかもしれません。
だからといって、払ってくれないから冷たい家族ということにはならないということだけ覚えておいてください。
ホストファミリーとの外食は英語を学ぶ絶好のチャンス
ホストファミリーなど、ローカル人と一緒にレストランに食事に行くことは、活きた英語を学べるチャンスです。
どうやって注文するのか
どうやってお水をもらうのか
どうやって支払いを済ませるのか
など。
払ってくれたとしても、お礼の言葉は忘れずに。
どうしても外食がしたくないのであれば、断りましょう。
（私だったら絶対断りませんけどね）
まとめ
カナダでホームステイをする上で、知っておきたいことを6つ紹介しました。
これまで日本でどんな生活をしていたのかによって、ホームステイがどのくらい辛いものになるかは人それぞれです。
既にホームステイをしている人の中には
もしかして私のホストファミリーってはずれなのかな…
と感じている人もいると思います。
そんな人への参考になれば嬉しいです。