カナダの語学学校で受けた授業について(一般コース+大学進学コース)

今回は私がハリファックスで通っていた語学学校 CLLCについて詳しく紹介していきます。

一般コースの授業の様子や、私が最終的に進んだ 大学進学コース(UPP)で出されたAssignment(課題)について、詳しく紹介していきたいと思います。

特にUPPでのAssignmentに関しては、当時私が日本語で情報収集してもいまいちだったので、今後CLLCのUPPを目指している人には必見です。

 

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語学学校のコースについて

ここでは私が悩んだ2つのコースを紹介します。

一般英語コース

一般英語コースは、Level1からLevel7まであり、一番レベルの高いLevel7が、UPP(University Pathway Program)という大学進学コースとなっています。

大学進学を目指しているけれど自分のレベルが足りなくて、最初からLevel7に入れない人は、一般英語コースのLevel5やLevel6から始め、Level7まで進むために各LevelでMove Up Testを受けていくことになります。

 

ほとんどの日本人の人が、この一般英語コースに進みます。

 

一般英語コースのレベルは、入学初日にPlacement Test(振り分けテスト)を受けて決められます。

 

IELTSコース

IELTSの受験を目指す人のコースで、ひたすら過去問をやり続けるという、塾みたいなコースです。

 

IELTSコースか一般英語コースからのUPPか

私は最初から大学進学を目指していたので、UPPかIELTSコースの二択でした。

私の入学当時の英語力ではUPPにすぐ入れなかったので、まずは一般コースから始める必要があったのですが、UPPにすべきかIELTSコースにすべきか悩みました。

CLLCのコーディネーターが、一般コースからUPPに行って卒業するのと、IELTSコースでスコアが取れるまで勉強するのとでは、どちらが私に合っているか、どのくらい時間がかかるかなどを一緒に考えてくれました。

 

結局、一般コースとIELTSコースでは授業の雰囲気や進行が全然違うこと午後からのPlus One という選択クラスで、IELTSコースを受けてみてから考えるということで、一般コースから入ることに決めました。

 

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入学から最初の一週間

 

入校した日に、受付にいる何でも屋みたいな女性が、新入生の写真をとってIDカードを作ってくれます。

ハリファックスのダウタウンにある、ほとんどのスーパーは火曜日が学生割引DAYなので、このIDカードは結構重要です(笑)

 

最初の一週間は、人生初の全部英語の授業&約10年ぶりの学生生活に慣れるのに必死、といった感じでしたが意外とあっという間に慣れました。

中には時差ボケがあって授業中に眠気と戦っている生徒も結構いました。

 

一般英語コースについて

一般英語コースの授業について

一般英語コースの先生方は、英語を第二言語として勉強している生徒に教えることに慣れている人たちなので、話し方はゆっくりでとても親切でわかりやすいです。

全て英語で授業をすることに抵抗のある人も多いと思いますが、その点に関しては心配する必要ないと思います。

 

毎週金曜日にテストがありますが、毎日授業を寝ないで受けて、宿題をしっかりやっていれば9割以上とれる内容だと思います。

また、授業を真面目に受けていれば、先生はちゃんと評価してくれます。

 

一般英語コースを受けた感想

先生によって授業のスタイルが様々で、私はどの先生も楽しかったなぁと率直に思います。

当時は、先生が変わったタイミングで、何を言っているのか突然理解できなくなったり、話すのが早くて聞き取るのが難しい先生もいましたが、今となってはネイティブとの会話に比べたら本当にみなさん丁寧に話してくれていたんだな、とわかります。

 

UPPについて

UPPの授業とAssignmentについて

UPPは12週間のカリキュラムで、毎週金曜日にあるテストの他に、与えられたAssignment(課題)を自分で計画的にこなしていく必要があります。

やることが多くて時間に追われているので、他の一般コースとは授業中も生徒の雰囲気がちょっと違います。

みんな常にもくもくとパソコンに向かってる、という感じです。

 

一つ一つのアサイメントもどのコースよりも一番ボリュームが多く、難易度も高いものになっています。

私の時のアサイメントはこんな感じでした。

 

Reading and Writing(リーディングとライティング)

  • Reflection Essay
  • Library Research
  • Annotated Bibliography
  • Analytical Essay

 

Listening and Speaking(リスニングとスピーキング)

  • Major Presentations 4回
  • Seminar Presentation 1回
  • Discussion Leader Assignments 4回

 

それぞれざっくり以下の通り。

Reflection Essay

最初にVAK learning style testを行い、自分はどうやって物事を習得していくタイプかを次の3つから判別します。

 

Visual Learner

Auditory Learner

Physical Learner

 

その後、判別した学習タイプ者として、自分の今までの学習法が、家と学校の両方でどう影響しているか、などについて750字から1000字でエッセイを書きます。

ちなみに私はPhysical Learnerなので、何事もとりあえずやってみます、みたいなエッセイを書いた覚えがあります。

 

Library Research

5種類の与えられた課題について、それぞれ異なるリソースからそれぞれAPAフォーマットにて、正しい引用方法で引用する。

この後に待ちうける Annotated Bibliographyと Analytical EssayのためのAPAの練習用課題のような位置付け。

 

この課題では、自分の同じイニシャルの歴史上の人物を一人選ばなければならないのですが、私はMarie Antoinetteを選びました。

私のイニシャルMでよかったーと思いました。(たまにXの人とかもいるので)

 

Annotated Bibliography

次のAnalytical Essayのために論文を4つ読んで、それぞれ要約するという課題です。

次に取り組むAnalytical Essayのための準備用の課題という位置付けではあるが、おそらく一番時間がかかる課題だと思われます。

APAフォーマットでの引用必須。

ちなみに私がこの課題で選んだテーマは

「日本人はなぜ豊かなはずのに、幸福ではないのか。」

私は毎年WHOが公表している世界幸福度ランキングもリサーチ資料として引用しました。

これがあり得ないぐらい長かったので、リソースとして選んだの間違えたな…って感じでした(笑)

 

Analytical Essay

直前にやった、Annotated Bibliographyで要約した論文をもとに、Analytical Essay(アナリティカルエッセイ) を1200字から1500字書きます。

APAフォーマットでの引用必須。

 

結論:

日本人は働きすぎ

働きすぎなのに残業代出なさすぎ

幸せなのに幸せと言わない(言えない)文化

 

Major Presentations

その週に勉強しているUnitに関する15分程度のプレゼンテーションをするという課題です。

文法・発音・単語は正しいか

リサーリは充分か

順序立てて話せているか

聞き手とアイコンタクトが取れているか

極端にカンペを見ていないか

などが採点基準となります。

パワーポイントの使用必須。

 

Seminar Presentation

自分でトピック(疑問)を一つ選び、それについて自分で学んだことをクラスメイトに対して、25分間のプレゼンテーションをするという課題です。

このプレゼンテーションをする上で最低4つの論文を読む必要があります。

Major Presentationsで求められるスキル+

カンペ無し

興味深いか

自分のリサーチに基づいてちゃんとプレゼンが行われているか

論文の引用方法が正しいか

を総合的に採点されます。

パワーポイントの使用必須。

 

ちなみに私がセミナーの課題として選んだのは、

「言語は人の性格に影響するのか」です。

→結論:します。

 

Discussion Leader Assignments

大学で成功するためのヒントが188個書いてある本の中から、自分で4つのヒントを選び、それについてクラスメイトにディスカッションしてもらうという課題。

自分がディスカッションの司会進行を務める必要があり、必要であれば質問してみたり、ヒントについて要約したりして、スピーキング力とリスニング力、時にはリーディング力を測られる。

 

Final Exam

全てのAssignmentが終わったら、Final Examという、いわゆる卒業試験を受けます。(ペーパーテスト)

このテストは、正答率75%以上が合格点です。

 

UPPを受けた感想

私はこのコースで論文を少なくても15本読みました。(もちろん英語)

その他にもリサーチが必要で、一つのアサイメントに2週間かかるようなものがあったり、引用の仕方やリソースを指定されたりと、日本でも大学に行ったことがない私からすると、今までやったことも聞いたこともないものではありましたが、確実にためになりました。

少なくともそれ以来、確実に英語の長ったらしい論文を読むことへの抵抗感は軽減したと思います。

 

これがなかったらちゃんと英語の論文を読んだりする機会はなかったと思うので、大学に行く前の準備としてはよい12週間だったと思います。

 

ちなみに12週間で終わらなくて、追加の授業料を払う人も結構いました。

が、普通にやっていればちゃんと終わる内容なので、過剰に心配しなくて大丈夫だと思います。

 

一生懸命調べたり勉強したり、充実した12週間だったなと今でも思います。

 

アクティビティの様子

CLLC

最後にアクティビティの紹介をします。

私はCLLCのアクティビティで観光地のPeggy’s Coveに行ったり、カヌーをしたり、冬は人生初のスケートをしたりしました。

私が通っていた時は、毎週月曜日はみんなで集まってカフェに行って雑談するというアクティビティだったので、そこで結構みんなは友達を作っているようでした。

基本的に毎回アクティビティには、アクティビティ担当のスタッフが一緒に付き添うのですが、たまに他の先生方も来ていました。

 

まとめ

語学学校へ何を目的に行くのかは人それぞれだと思います。

CLLC卒業後に大学進学を考えている人への参考になれば嬉しいです。

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