【2020年最新版】カナダのタックスリターンを自分でやってみた!ネットで意外と簡単!

カナダでタックスリターンを自分でやりたい人「初めてカナダでタックスリターンするんだけど、なんだか難しそう…タックスリターンがネットで出来るって言うけどほんと?税理士さんとかにお願いした方がいいのかな?ワーホリで少ししか働いてないけど、やる意味あるかな」「CRAのアカウントの作り方で行き詰まった…」

これらの疑問にお答えします。

 

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【2020年最新版】カナダでタックスリターンを自分でやってみた

結論を先にいうと、タックスリターンは自分でできます!

早速T4を手元に用意して準備を始めましょう!

 

現在ちょうどカナダではタックスリターンの時期です。

タックスリターン は、CRAというカナダの税金を取り扱っている機関(日本で言うところの国税庁)に個人で行えます。

 

みなさんご存知の通り、日本では会社勤めの方の場合は事業主(会社)が年末調整を行ってくれますね。

そのため、確定申告をしたことがないという人も多いかもしれません。

(ここでは、確定申告の説明は割愛するので、そこからわからない人はぐぐってみてください。)

 

カナダの場合はそんな素敵な制度がないので自分でやる必要があります。

 

カナダのタックスリターンは無料ツールを利用しよう

CRAにタックスリターン の申請をする際に、無料のツール(ウェブサイト)を利用することで、申請を簡単にすることができます。

 

今回、私はSimpleTaxというウェブサイトを使用して、2019年分のタックスリターンを自分で行いました。

このサイトは、タックスリターン をする際に必要な書類の作成が、完全無料で出来る便利なウェブサイトです。

正確には、

払いたい金額を払える仕組みになっていて、このサイトを使用し書類を作成し終わった一番最後に自分が払いたい金額を入力する画面が現れます。
そこで$0を選ぶこともできる=無料で利用することが可能

払いたい金額を払ってもらう。

とってもカナダらしいな、と感じました。

 

 

SimpleTaxの他にも、いろんな会社が同じようなサービスを提供しているサイトがたくさんあります。

サイトによっては、無料でもIncomeTax(所得税)の額に上限があったり条件によって有料のものもあります。

 

もう一度言いますが、SimpleTaxは、無料で利用可能です。(2020年3月現在)

 

カナダのタックスリターンにかかる日数は?

T4(日本でいうところの源泉徴収票)を手に入れてから実際に還付金が私の銀行口座に入金されるまでにかかった日数は13日でした。

2週間以内といったところでしょうか。

 

思ったよりも早くできました。

 

カナダ タックスリターンの流れ

本題にはいります。

実際に私がやった時の画像を見ながら順番にやっていけば完了します。

 

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事業主から T4 をもらう。

タックスリターンをするために、まず必要なのはT4と呼ばれる紙です。

ワーホリなどでカナダに滞在し、アルバイトでお給料をもらったことがある人は毎年2月くらいになると事業主から発行されます。

このT4は、事業主が発行の義務がありますので、必ずもらうことができる書類です。

 

ちなみにカナダのレストランでアルバイトをしている人は、事業主はオーナーになります。

 

SimpleTax に登録、タックスリターンの書類を作成する

SimpleTax のでの作業では、指名や住所などの個人情報の他に、SINナンバーが必要ですが、T4に記載されているのでここは問題ないと思います。

 

タックスリターン

画面中央の Start your 2019 tax return という青いボタンからスタートします。

 

 

するとこの様なポップアップがでてきます。

初めての人は右の青いボタンをクリック

 

 

 

タックスリターン

上から

名前

SINナンバー

誕生日

言語(英語かフランス語)

を記入します。

この Is this return for a deceased person? (誰か亡くなった人のためのタックスリターンですか?)

については、今回は自分のタックスリターンなので No を選択します。

 

 

タックスリターン

住所を入力します。

このC/Oはいわゆる〜気付の部分なので、アパートに住んでいて自分の住所がある人は気にせず飛ばしてOK

Home telephone number の欄は携帯電話の番号がある人はそれを入力しておけばいいと思います。

 

下の段は、居住状況について埋めていきます。

上から

2019年に住んでいた州又は準州はどこですか

もし2019年に州をまたいで引越しをした場合、日付を記入

住んでいるところと郵便物を送るための住所は同じですか

現在住んでいる州又は準州はどこですか

を記入します。

 

 

タックスリターン

さらに Did you become a resident of Canada for tax purposes in 2019? の質問は、ワーホリなどできている人は関係ありませんので No を選択します。

その下は

婚姻状況

婚姻状況の変化の有無

被扶養者の有無(子供など)

を記入します。

 

 

タックスリターン

上から

2019年に$100,000以上の海外物件を所有していたか

2019年に住居を処分したか

CRAに所得税を申告するのは初めてか 

※カナダでタックスリターンを初めて行う人は、Yes

カナダ国民か

インディアンアクトに登録している人物か

90日以上刑務所若しくは拘置所にいたことがある

 

CRAに所得税を申告するのは初めてか という質問を除き、ほとんど No となるかと思います。
ちなみにインディアンアクトというのは、カナダにある先住民の人たちに適用される法律のことを指しています。
その中に一部税金が免除されるというものがあるのでここにその質問があります。
日本人でワーホリでカナダにきている人はほとんど適用される人はいないと思います。

 

 

 

タックスリターン

上から

CRAに登録しているかどうか

タックスリターンが初めての人は No

Online mail に登録するかどうか

Yes, sign me upを選択します。

そのあとに、受け取るためのメールアドレスを記入します。

 

タックスリターンなどの進行状況などは、オンラインで全て確認することになります。

また、CRAからのお知らせもメールの受け取りが主となります。

 

一番最後は、これまで入力した情報を保存し、SimpleTax にアカウントを作るかどうか聞いています。

青いボタンを押してアカウントを作れば、ようやく本題のタックスリターン の作業にはいります。

 

 

タックスリターン

このポップアップはただの確認なので Next を押していきます。

 

 

タックスリターン

今回は Income tax(所得税) のタックスリターン(控除申請)なので、この緑色の枠にT4と入れます。

T4は一番上の候補ですぐに出てくると思いますので、でてきたら選択します。

 

 

タックスリターン

T4を選択すると、画面が自動的にT4入力のセクションに飛びます。

 

ここで自分のT4を手元に用意します。

T4に書いてある数字を、この画面にある同じセクションに打ち込んでいきます。

 

この画面をみてわかるように、私のT4はセクション10、14、16、18、22、24、26にしか数字が印字されていなかったので、画面も同じ様にそれらのセクションに記入しました。

T4の内容と間違いがないか、よく確認しましょう。

 

T4が複数ある人は、下にある Add another T4 をクリックして追加します。

 

Income tax の控除を受けるだけなら作業は以上です。

大学などに通っている人で、T2202A を持っている人は、先ほどT4を打ち込んだ場所に T2202A と入れて作業をします。

 

 

このあと、Review という欄にいき、Check&Optimize という青いボタンを押して、内容に誤りがないか他に控除できる項目がないか自動でチェックしてくれます。

 

タックスリターン

こんな感じで、Suggestions のところに青いボタンで適用できる「かも」しれない控除の種類ができてきます。

それぞれ条件を確認して、もし自分が控除適用だったら Apply を押して、対象項目を入力しましょう。

※住んでいる地域によっては、寒冷地特別控除的なものがあったりします。

 

他に無ければよければ緑の Let’s go!を押すと、Summary へ画面が飛びます。

Submit tax return をクリックし、完了します。

 

最後にこのポップアップがでます。

確認番号と、還付金額が表示されます。

Continue をクリックします。

 

 

タックスリターン

先に説明したとおり、ここで自分が支払いたい金額を SimpleTax に支払うことができます。

下にある I don’t want to pay 若しくは一番右の丸を選択し、$のあとに0と入れれば無料です。

 

SimpleTax での作業は以上となります。

これでもう自分のアカウントがSimpleTax には作成されているので、次年度からもこのアカウントから作業することができます。

アカウントに登録したメールアドレスと、パスワードは忘れずにメモしておきましょう。

 

 

CRA に登録、セキュリティコードの発行

SimpleTax のでの作業が終了すると、自動的に CRA へタックスリターン の情報が送られます。

SimpleTax が自分の代わりに自分の Income tax の情報をCRAへ送信してくれています。

SimpleTax での作業が終了したらすぐにCRAからメールが送られてきます。

 

そのメールには、CRA に My Account(個人のアカウント)を持っていない人は作るよう指示があります。

初めての人は指示通り作る必要があります。

 

 

タックスリターン

こちらからMy Accountの登録画面に飛びます。

上の画面の CRA register をクリックすると、新規登録の画面に進みます。

一番最初にSINナンバーを入力し、そのあとに個人認証を行います。

既に自分のデータが SimpleTax から送られているので、そのデータとの照合だと思われます。

ポストコードやT4の1010のセクションの金額を入力します。

 

次にCRAのアカウントIDとパスワード、秘密の質問を登録します。

秘密の質問は、わたしの記憶では5個くらい登録しなければならなかったと思います。

覚えられないと確信したので、私はスクショしました。(笑)

 

これらを全て終えると、最後にセキュリティコードを発行することができます。

 

 

セキュリティーコードの受け取り

My Account でセキュリティコードを作成してから1週間以内で、セキュリティコードが書面で郵送されてきます。

ここでもう一度、上で作成したアカウントIDパスワードで CRA の My Account にログインし、セキュリティコードを入力します。

あとは小切手を待つだけです。

 

 

小切手の受け取り

1週間以内くらいで、小切手が自宅に郵送されてきます。

小切手を自分の銀行口座に入金して、全てのタックスリターンの手続きは終了です。

 

もちろん e-Deposit も可能です。

e-Deposit のやり方がわからない方はこちらの記事で詳しく説明していますので、よろしければどうぞ。

 

まとめ

いかがでしたか。

今回は、カナダのタックスリターンについて、私が実際にT4を手に入れてから、自分の銀行口座に還付金が入金されるまで一連の流れをまとめてみました。

今までやったことが無かったという人や、これから初めてする人への参考になるかと思います。

 

今日紹介したサイトSimpleTax を使えば無料ですし、このサイトでは概算だけでも出せるのでやるだけやってみるのもいいかもしれません。

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