カナダ ハリファックス在住・アルバイトでのチップをもらった経験のある私が自分で
- 体験した
- 見た
- カナダ人の友達に聞いた
ことを基にしています。
ちなみにカナダのお金について知識が0という方はこちらの記事をさらっと読んで、また戻ってきてください。
カナダ人のリアルなチップの置き方
今回は、チップを置くことがよくある次の3つについて例をあげます。
- レストラン
- ホテル
- タクシー
カナダ人がレストランでチップを置くとき
カナダはカード文化なので、いちいち計算している人はあまりいません。
というのも、お会計する際にカードの機械が勝手に計算してくれます。
食事代金に何%のチップを残すか、15%18%20%などボタンがあって好きな%のボタンを押すだけです。
それでも、現金しかない場合はスマホの電卓機能などを使って計算してももちろんOKです。
実際に現地人もそうしていますので、遠慮せず計算しましょう。
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旅行のガイドブックや海外情報サイトを見ると
「コインは失礼なので紙幣にしましょう。」
と書いてあることがあったのですが、全然そんなことないと思います。
少なくとも現地の人は全く気にしていません。
カナダ人がホテルでチップを置くとき
みなさんよくご存知なベット脇テーブルに$1〜$2置くというやつ
これ実は現地人はあまりやらないみたいです。
というのも、私の友達でホテルのベッドメイキングの仕事をしている人がいます。
その子に言わせると、チップがあった部屋はかなりラッキーだそうです。
1日に20部屋ベッドメイキングをして、一部屋もチップが置いてないなんてことはザラだそうです。
最初これを聞いたときは驚きました。
また、私がこちらのホテルに連泊した際に、チップを置いてもそのまま残されていることもよくありました。
少なくても私が住んでいる地域はそんな感じみたいです。
現地人の知り合いでも、一度もチップを残したことがないよという人も多いです。
残したとしても、取ってくれないよ、と言ってました。(確かに残された)
また、ホテルの部屋にタオルをもっていったりした際でも、もらえることはほとんどないそうです。
これも、現地のホテルの受付で働いている人が言っていたので間違いなさそうです。
※残さないことを推奨しているわけでは全くないので、そこだけ注意してください。
ただ、ハワイなどのリゾート地だと大抵チップを残すようです。
カナダ人がタクシーでチップを置くとき
タクシーの場合、目的に到着するまでいくらなのかわからないし、急いでいることも多いのでチップの計算が面倒なシチュエーションの一つだと思います。
そこで現地の人に聞いてみました。
- とりあえず$2
- 長距離だったら$5
だそうです。(適当ー!笑)
短距離であったとしても、$2以下をあげることはないそうです。
また、よほどの長距離でない限りはちょっと長く走ったら$5にしているそうです。
ちなみにこの場合は現金で渡すそうです。
なるほど…と思いました。
カードの機械で自動計算されているなら、カードでまとめて払えばいいと思います。
カナダ人のリアルなチップのもらい方
次は、現地でもらう側となった場合についてです。
これは私の実体験と現地人の体験を基にしています。
カナダ人がレストランでチップをもらう時
私はカナダのレストランでは、サーバー(日本でいうウエイター)と、キッチンのスタッフのどちらも経験があります。
ここで、海外のレストランでみなさんが支払ったチップがどのようにスタッフに渡っているのか説明します。
よほどの高級レストランでない限り、カナダの場合は全員に均等に分配されます。
チップをもらった人がその金額をそのままもらえるわけじゃないんですね。
参考までに、私が以前働いていたレストランを具体例に説明します。
- ランチタイム・ディナータイムにそれぞれレジを締める
- それぞれのチップの合計額を出す
- その時間働いていたサーバー達:キッチンスタッフ=7:3の割合で分配
- そこからサーバー分の7割をサーバーの人数で分配
- キッチン分の3割をキッチンスタッフの人数で分配
私はそのレストランではサーバーとして働いていたので、お客さんから現金でチップをもらったとしても、自分のポケットにいれず専用のジャーに全て入れるように指示されていました。
裏を返すと、自分が海外のレストランに食事に行って、自分のテーブルを担当してくれたサーバーさんが素晴らしいサービスだったからといって多めのチップを残したとしても、そのチップがその人に100%渡るわけじゃないってことです。
本当にその子に100%渡したいなら現金で渡すしかないですね
これはあなたにだからと言えば、ほとんどのカナダ人はそのままポケットに入れると思います。(笑)
日本人は真面目なのでそれでもちゃんと専用のジャーに入れると思いますけどね。
ちなみに、カナダではよくレストランがテイクアウトをやっていることも少なくありません。
そんな場合、お客さんは電話、若しくは直接お店に来て注文するのですが、お会計の際にはチップを払ってくれる人も多かったです。
テイクアウトをする場合はなんのサービスも受けていないはずなのに、ちゃんとチップを残すんです。
なので、私も迷ったときは少なくてもいいので払っておくようにしています。
まとめ
現地の人のリアルなチップの置き方について解説しました。
私のこれまでの経験では、ひどいサービスを受けたからチップを残さなかったぜ!といった人には出会ったことがありません。
悲しいことにレストランでチップを残さない人は、私たち日本人を含めたアジア人の場合が多いです。
もちろん何が正しい・間違っているというのはないのでいくら残そうが個人の自由です。
チップはマナーのようなものですね。
海外旅行を控えている方などに、少しでもチップの置き方について参考になれば嬉しいです。