これらの疑問にお答えします。
- 学費&時間を節約したい人
- 英語の授業についていけるか心配
- 日本や他の国で4年制大学を卒業している
これらのうち、一つでも当てはまるなら、編入を視野に入れるべきと言えます。
それぞれ理由を説明していきます。
編入することで学費の節約になる
ぶっちゃけこれが1番の理由です。
っていう方なら4年制の大学に初めから入学すればいいと思います。
学費の節約って言ってもせいぜい年間50万くらいじゃないの…?と思っている方へ。
カナダの名門UBC(ブリティッシュコロンビア大学)の学費を実際に見てみましょう。
こちらがカナディアンの学費です。(UBC公式サイトから引用)
こちらが留学生の学費です。(UBC公式サイトから引用)
赤い線で引いたTuitionを比べてみてください。ちなみに最初の1年間の学費ですよ。4年間なら単純計算で4倍です。
現在(2020年5月現在)のレートでざっと日本円に換算すると¥3,457,523です。
こちら、生活費などは含まれていない純粋に「学費のみ」の金額です。
留学生の場合は、カナディアンの3倍〜4倍高いことが普通です。
興味がある人は自分で計算してみたらいいと思います。
リンク貼っておきます→UBCの学費を計算してみる
シンプルに、カナダの大学に行ってる日本人=金持ち と言うことにお気づきでしょうか。(笑)
カナディアンでさえも節約のために、最初はコミュニティカレッジに2年通い、その後編入を選ぶ人が多いです。
ちなみにコミュニティカレッジの場合だと、同じ1年間で、せいぜいかかっても$10,000いかないと思います。
大学とカレッジの学費がどのくらい違うか、理解できたと思います。
小規模クラスで英語に慣れてから編入できる
これまで日本で普通に生活していた人が、大学から突然全部英語の授業ってどう考えても無理…って思うのが当然だと思います。
また、既に知っている人も多いと思いますが、IELTSやTOEFLのスコア=語学力ではないので、スコアだけ取って入学するとめちゃくちゃ苦労します。
コミュニティカレッジの場合、小規模で先生と生徒の距離も近いです。
授業の内容理解できなくても、個別に聞きに行きやすい環境です。
ちなみにESLが付属しているカレッジもあります。
余談ですが、また地元企業との繋がりが強いカレッジも多いので、就職率も高いです。(もちろん地域に寄る差はあります)
そのため4年制大学からカレッジに行き直す、というカナディアンも実は結構います。
既に単位があるなら編入して時間を節約できる
これまで取得した単位の移行が認められれば、編入できることになります。
わざわざもう一度同じ単位を取る必要が無いので、時間の節約になります。
→4年制大学を卒業していても、単位を認められないことももちろんあります。
各大学は、必ず入学関係の手続きを担当する Admissions という部署があります。
事前にメールなどで質問できますので、利用しましょう。
大学正規入学者とコミュニティカレッジ編入者の違い
もしかすると大学に1年生から入学している人と、コミュニティカレッジから編入した人に何か違いがあるのでは?と思っている人もいるかもしれません。
ぶっちゃけ、無いです。
その後の就職についても編入してきたから不利になった!なども聞いたことありません。
ただし、しいていうのであれば、
どこの大学も入学間もない頃(もしくはその前)には、たいていオリエンテーションなどがあって、そこで友達を作る機会があります。
編入組みはもちろんそれを逃すことにはなります。
コミュニティカレッジを選ぶポイント
- 進みたい大学が決まっている場合
→提携しているコミュニティカレッジの中から選ぶ - 行きたい大学は今のところない
→大学進学専用のコースがあるコミュニティカレッジを選んでおく
こんな感じです。
コミュニティカレッジの公式サイトなどを見れば、提携している4年制大学が紹介されています。
また、引越しなど生活面を考えると行きたい大学と同じ州のコミュニティカレッジを選ぶのが賢明かな、と個人的には思います。
というのもカナダは州によって結構教育システムが異なるので、州をまたいでの編入はわりと難しいです。
特にケベック州だけは別物と思った方がよさそうです。いろいろ違い過ぎてめんどくさいです。
それにそもそも論として、新しい土地に住むのはワクワクするかもしれませんが、実はストレス指数高めだったりします。
たまにアメリカ→カナダという人いますが、よっぽどの理由がない限りはあまりオススメしませんね。
先ほども書いたとおり、カナダ国内の州をまたぐだけでもめんどくさいので。
参考までに先ほど学費の計算に出てきたUBCに編入可能なコミュニティカレッジをいくつか紹介しておきます。
まとめ
まとめます。
・カナダの大学に編入する3つの理由
- 学費の大幅な節約になる
- 小規模クラスでアットホームなので英語に自信がなくても付いていける
- 既に持っている単位を移行して時間を節約できる
・大学正規入学組と編入組の違いは無い
・コミュニティカレッジを選ぶ時は、同じ州内で選ぶ
以上です。