今回の記事は、2月22日に行われた KANOKAI CHALLENGE 2020 当日の様子を例説明します。
カナダの柔道の試合会場はカラフル&畳じゃない?!
今回の大会は、KANOKAI CHALLENGE 2020 といって、州規模の大会でした。
カナダはの柔道人口は、日本に比べて5分の1くらいです。
特に私の住んでいるノバスコシア州はそんなに柔道が盛んな方ではないので、州規模といっても日本の県大会のようなものではなく、小さめの地区大会、といった感じでしょうか。
今回の大会は、小学生の子供から子供を持つ大人まで、ど素人でない限り誰もが参加できる大会だったので、親子で参加している人たちもいました。
以前、カナダの柔道を紹介する記事でも取り上げましたが、カナダでは大人でも色帯を締めるので、試合会場はカナダらしい、カラフルな試合会場でした。
それと、ちょっとびっくりですが畳じゃないことが多いんです…めっちゃすべります。
カナダの柔道の試合の開会式はOh Canada!
最近は日本の柔道の大会にしばらく行ってないので記憶が曖昧ではありますが、日本の場合は試合会場に出場校別に並んだ後、開会宣言みたいなものから始まると思います。
途中に、誰だかわからないお偉いさんがどんなに長い挨拶をしていても、終始静かに選手が整列していたと思います。
カナダ人は、黙って立っているということが苦手のようです。
さらにその状態で話を聞くなんてことはもってのほかのようで、ルールの説明をしていようが、謝辞を述べていようが誰も聞いちゃいません(笑)
もちろん日本ではないので君が代ではなくOh Canadaを歌って(というか流して)、なんとなく終わったかな、といった感じで開会式が終わります。
また審判を見てみると、なんともラフ
ポロシャツに好きなズボンを履くだけです。
日本だと、地区大会レベルでもちゃんと正装している記憶があります。
夏でやっとノーネクタイといった感じですよね。
カナダの柔道の試合は日本よりも穏やか?!
乱取り稽古のときもそうなのですが、カナダの柔道には声出しがないので、わりと静かな感じで試合が進みます。
もちろん、ヤジ的なものはあります。(笑)
見ている親は子供よりも熱くなるのは万国共通のようです。
それでも、カナダは個人的には日本よりも穏やかに見ている親が多い印象があります。
日本同様、試合が始まる前に選手の名前がアナウンスされ、呼ばれた選手は畳にあがる(今回はマット)にあがる、といった感じです。
カナダの試合会場の売店がすごい!スイーツがずらり
日本の試合会場の売店で買うものといえば、スポーツドリンクやエナジーゼリーをイメージしませんか。
試合会場で選手が口にするものも、日本だとせいぜいバナナだったり、おにぎりだったりすると思いますが、ここはカナダ。
カナダの柔道の試合で見かける売店はちょっと違います。
明らかに甘そうな、チョコマフィンやクリームの乗ったカップケーキなど、いかにもカナダというか外国らしいお菓子たちがずらーっと並んでいます。
選手用の栄養補給というよりも、ご褒美用なんでしょうかね。
お昼ご飯として子供達が食べるのもピザだったりします。
ピザ片手に会場を走り回っている子供も、最初は衝撃的でしたが今となってはもう何も感じなくなりました。(笑)
カナダの表彰式は大人も子供もワイワイ!
日本の場合は、入賞者は賞状とメダルがもらえると思いますが、カナダはメダルだけです。
また、メダルの授与式は日本のように最後にまとめて行わず、ちょこちょこ行うのが主流の様です。
なので、自分の試合が終わってメダルをもらったら、帰っちゃう人も結構います。
メダルの授与式は、ちゃんとした台も用意されていて、一人一人名前が呼ばれ、メダルを首に下げてもらいます。
表象台には一位から三位までみんなもれなく登ります。
表彰台ではお互いを称え合い、子供も大人も関係なく写真撮影をとったりしています。
最初は正直「ちょっと大袈裟じゃない…?」と恥ずかしかったのですが、最近はこういうのって素敵なことなんだなって思います。
子供達にとってもいい思い出になるし、何より嬉しいことは素直に喜べるカナダの文化を象徴していると思います。
こういうところは、日本よりも私は好きですね。
まとめ
今回は、カナダの日本の柔道の大会からみる違いについて紹介しました。
同じ競技でも、柔道の試合会場は雰囲気が全然違います。
日本以外の国の柔道に興味のある人への参考になれば嬉しいです。