モントリオール国際空港での乗り継ぎの際に
・注意しておきたいポイント
・自分の飛行機が遅れている場合にとるべき行動
・実際に私が乗り継ぎに失敗した際の実体験談
について紹介しています。
今回私が利用したのは全便エアカナダです。
航空会社によって多少違いがあるとは思いますが、おおまかな流れは基本的に同じかと思います。
今回のルートは以下のとおりです。
カナダ地方空港(ハリファックス)⇄モントリオール国際空港⇄成田国際空港
記事の後半で紹介する私の体験段は、あくまで個人的なものです。
全ての方にこれと全く同じことが起こるとは限りません。
が、裏を返せばリアルな実体験をもとにした情報となります。
みなさんのもしもの際にお役に立てれば幸いです。
カナダ地方空港からモントリオール国際空港へ乗り継ぐ際の注意点
モントリオールはフランス語圏
まず最初に知っておきたいことは、モントリオールはフランス語圏の街です。
注意したいのが、ここから看板の表記がフランス語が上、英語が下という表記に変わります。
※見慣れない単語があっても焦らずに。
国際線と国内線を隔てるゲートがある
私の場合はカナダ地方都市(ハリファックス)からの到着なので、国内線到着ロビーに着き、そしてそこから国際線出発ロビーに移動します。
ちなみに国内線到着ロビーと国内線出発ロビーは同じもの(場所)ですので混乱しないように。
国内線出発ロビーと国際線出発ロビーの間にゲートが設けられています。
国際線出発ロビーは免税ショップがあるので、カナダ国内便のみの利用者と区別するためにでしょうね。
ゲートには係員もいて、カナダ国外へ出発する飛行機のチケットを持っているか確認してきます。
例えばここでカナダ国内便の航空券を見せると、君は通せませんと言ってきます。
ここの係員は英語とフランス語のバイリンガルなので、英語しかわかんないと言う方でもご安心を。
このゲート、一度通ると原則戻れません。
ただし、搭乗口51番52番は、国際線とカナダ国内線で兼用しているようです。
搭乗時間の1時間ほど前になると、先ほど説明したゲート付近に一時的に国内線側へ戻る通路が開放されます。
日本からモントリオール国際空港へ乗り継ぐ際の注意点
モントリオール空港到着後の税関と入国審査の注意点
日本からの乗り継ぎの場合、まず初めにあるのは入国審査ですね。
ですがその前に注意したいことが一つだけあります。
モントリオール国際空港が最終目的地か否かによって、入る部屋が違います。(2019年11月現在)
このあとカナダの地方空港へその日のうちに乗り継ぎがある人たちは、階段を降りたあたりでみんなが進んでいく方向のちょうど真後ろの方へ進みます。
(説明が若干雑だと思いますが、行けばわかります。)
入国審査については、こちらの記事で詳しく説明しています。
エアカナダ利用時の乗り換えの際は荷物に注意
受託荷物の取り扱い方法の変更について
2018年9月より、エアカナダの受託荷物の取り扱い方法に一部変更がありました
これに伴い、日本の空港を出発しモントリオール空港で乗り換え→カナダ国内の地方空港へ行く場合は荷物の受け取りがありません。
逆に、カナダ地方空港から出発しモントリオール空港で乗り継ぎをして日本へ行く場合も同様です。
ここで絶対知っておきたいことがあります。
地方空港の免税店でワインなどの液体物を購入し、機内持ち込みをしたものは
モントリオール乗り継ぎ時に捨てなければいけなくなります。
これまでは、モントリオール国際空港でスーツケースを一旦受け取らなければならなかったので、免税店で買ったものはその際にスーツケースの中に入れることができました。
しかし受け取らなくて良いということは、逆に言うとそれができなくなったということです。
これはかなりショックですよね。
でも持ち込む方法が一つだけあります。
次で詳しく説明します。
液体物の取り扱いに注意 免税店の購入ワインなど
国際線の機内持ち込み液体量は100ml以下の容器にいれ、合計1Lまでという規定があります。
上で説明したとおり、何も知らずに免税店でワインを買って乗り継ぎをしようとすると、乗り継ぎする際の保安検査場で没収されてしまいます。
ただ、カナダ政府のホームページには、免税店で買った液体物は、指定されている特別な袋にいれてある場合に限り没収されないと表記してあります。
ではその特別な袋って一体何だ?
ワインなど明らかに100ml を超える液体物を購入する場合で、乗り継ぎ便がある場合にもらえる袋があるようです。
このあと乗り継ぎあるのーと話した場合、大抵は店員さんからこの袋に入れてあげようか?と言ってくれます。
もしも向こうから聞いてくれなかったら、乗り継ぎがあるからあの指定の袋にいれてちょうだいと言いましょう。
入れてくれなかった場合は100%没収されますので、ここは是が非でも袋をもらいたいところです。
ただ、日本と違うところがカナダ。
たまにびっくりするようなことが起こります。
マニュアルどおりにかっちりやるのは日本では当たり前ですよね。
ただ、カナダの場合は保安検査場の人がこの袋の存在を知らない場合もありえます。
その場合はちゃんと説明できるように準備する必要があると思います。
もちろん英語で。
海外旅行の際はこの液体物ルールがあるのがちょっとめんどくさいです。
シャンプーや化粧水などもあらかじめ全て100ml以下にする必要があります。
海外旅行に行く予定がある人は、TSA運輸保安局認可の携帯ボトルなどを一つ用意しておくと便利かもしれないです。
自分の飛行機が遅れている際に取るべき行動
基本は以下のとおりです。
遅れが生じていることが判明
とりあえず、ここでは何もできることは無いです。
乗り継ぎ先で一泊もあるえるかもなぁなどの心づもりくらいでしょうか。
とりあえず自分の遅れている飛行機に乗る
心配してもしなくても、乗るしかないです。
というのも、これは個人的に何度もグランドスタッフに確認しました。
実際に自分の飛行機が乗り継ぎ先の空港に到着した時点で、乗り継ぎ便が出発しているかどうかで判断するそうです。
自分の出発地からの飛行機が大幅に遅れていて、明らかに乗り継ぎできないとわかっていたとしても、実際には乗り継ぎ便が不具合等で出発が遅れている場合もありえるからだそうです。
乗り継ぎ先の空港に到着
到着後、まず初めに電光掲示板を確認して、自分が乗る予定だった飛行機が離陸済みか否か確認します。
離陸前だった場合(ラッキー)
なんらかの理由で、離陸前なこともあります。(機体トラブルなど)
その場合は、搭乗口の番号を確認してそこへ向かい、搭乗案内を待ちます。
※搭乗口のカウンターにいる係員に「ちょうどいま○○から到着しました。間に合いますか。」など一言声かけるといいかもしれません。
基本的に同じ航空会社の場合、出発空港でチェックインした段階で乗り継ぎ情報も紐付けされています。
離陸していない限り、乗れるはずです。(と少なくとも私は係員から言われました。)
離陸済みだった場合
自分の利用している航空会社のカスタマーサービスカウンターに行きます。
・振替便の手配、必要であればホテルの手配をしてもらう
または
・振替便に乗る
となります。
モントリオール国際空港で乗り継ぎに失敗した実体験談
悲しいことに私は前回の一時帰国の際に、飛行機の乗り継ぎに失敗しました。
ハリファックス出発も飛行機が遅れたため、乗り継ぎのモントリオールからの成田行きに乗れませんでした。
あくまで個人の体験なので、全てのケースにあてはまるわけではありませんが、参考になればと思います。
モントリオールからの日本行きのフライトは、1日に1便しかないので、振替は必然的に翌日以降になります。
こういった、エアカナダ側に原因があって乗り継ぎが間に合わなかった場合、エアカナダ側が次のフライトの手配や、必要であればホテルの手配をしてくれます。
ただし、飛行機の難しいところって先ほど説明したとおり
「まだ決まってないけど、おそらく乗り遅れるだろう」
みたいなシチュエーションが結構あるんですよね。
一生懸命時間を守ろうとする素晴らしい日本人の方々は、そのシチュエーションからいろんな可能性を考えますね。
じゃあ一つ前のフライトに乗れば間に合うんじゃ無いか、とか次の便に先に振替てもらえないか、とか。
私がこの時言われたのは
航空会社はまだ起こっていないことについての対処は基本的にできない
とのこと。
私の場合、ハリファックスからの出発が既に遅れていたので、私がモントリオールに着く時間は予定離陸時刻を過ぎることは間違いありませんでした。
案の定、モントリオールに到着した段階で電光掲示板を確認したところ、既に離陸済みでした。
がっかりしながらエアカナダのカスタマーサービスカウンター行きました。
まず名前を聞かれて航空券を見せてと言われるので見せると、翌日に振替られた航空券と1泊分のホテル券、空港内の飲食店で使用できるバウチャー券$30分、ホテル内のレストランで使用できるバウチャー券$32分が入った封筒を渡されました。
係員から説明があるかと思いますが、このバウチャー券で注意したいこと。
それは飲食店でしか利用できないので当然お土産やさんで使用することはできません。
コーヒー屋さんはOKです。(スターバックス可)
また、振替られた搭乗券についてですが、私は通路側が好きなのですが窓側にされていたので、ここで変更してもらいました。
(ここは謙虚な日本人らしさとかは要りません。要望があれば伝えましょう。)
ここで1度、自分の受託荷物を引き取る必要があります。
あたかもモントリオールが最終目的地だったかのように、Arrivals(到着)の看板の方向へ進みました。
階段を降りていくと、荷物が運ばれてくるコンベアーがあるスペースに辿りつきます。
エアカナダの受託荷物サービスのカウンターのところへ行き、航空券を見せると、「あなたの荷物はここよ」と教えてくれます。
そもそもそこにくるはずのなかった荷物なので別扱いらしいです
(とか説明されたけど、私のはその辺に普通に置いてありました笑)
そして案内されたシャトルバスに乗ってホテルへ向かいました。
ホテルでは先ほどエアカナダから渡されたホテル券を渡してチェックインをしました。
次の日はまたシャトルで空港へ向かい、受託荷物を預けて通常通り保安検査場を通り、今度は無事に日本へ帰国することができました。
以上が私の実体験談となります。
まとめ
今回はモントリオール国際空港での乗り継ぎの際に注意しておきたいことや、私の実体験をご紹介しました。
海外旅行中にトラブルがあった場合、誰しも不安になると思います。
その際の助けになればいいなという思いで、今回経験談も紹介させていただきました。
海外旅行先では、意外と言葉の壁だけでなく現地の人たちとの時間感覚のズレも存在します。
日本人は本当に時間を守る民族だなぁと気づかされます。
心に常にゆとりを持って、計画通りにいかないことそのものも楽しみたいですよね。